想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

大学入試の不平等選別

2018-12-16 10:49:36 | 社会・経済

多くの大学の医学部の入試で、公募要綱に明示されない不平等な選別が行われていたことで社会問題になっている。
受験生にとっては、自分の人生を左右するもので、納得しがたいであろう。
しかし、振り返ってみると、これに限らず、社会には、不合理なことは山ほどあるのが現実だ。
私が、受験生だった頃、私立の医学部の入学には、多額の裏金が必要で、金がなければ、国立大学を目指すのが当然と思われていた。
最近は、私立大学にも多額の税金が投入されているが、昔は、経営上、多額の寄付をすれば、優先入学できることは多々あり、社会的にも、縁故入社、縁故入学をやむ得ないものと見ていたような気がする。
その代わり、そのようなレベルの大学との評価をされていた。
現在の医療状況を考えると、地方の医大の場合、地元に従事することを条件に、優先枠を設定することは、必ずしも悪とはいえない事情もある。
募集要項に明示して、ある程度の自由度を与えてもよいのではないだろうか。
募集定員が減る医学部を目指している学生は気の毒だ。
40名の定員減はあまりにも多いので、上位10名程度、翌年度の優先入学資格を与える等、救済策も必要だろう。