大関でただ一人優勝経験がない稀勢の里にチャンスが巡ってきた。
先場所優勝した鶴竜と日馬富士の両横綱に精彩がなく、他の大関もふがいないので、敵は白鵬ただ一人の絶好のチャンスである。
昨年の初場所に優勝した琴奨菊は天国から地獄を味わっている。
昨年の優勝力士は、白鵬が２場所、２横綱が各１場所、大関が２場所で、結果的にはバランスが取れているが、白鵬が調子を落とした結果である。
しかし、白鵬以外は、優勝の翌場所、まともな成績を残していない。
大関の中で、安定しているのは、やはり稀勢の里である。
鶴竜と日馬富士の両横綱の今場所を見ると、新横綱待望の土壌が出来つつある。
稀勢の里はとにかく、一度優勝することだ。
さて、チャンスを生かすことが出来るだろうか。