NHK杯囲碁トーナメントもベスト16が出揃い熱戦が繰り広げられている。
今期のベスト16の陣容は、趙治勳、小林光一、依田紀元といったベテランの顔がないのは寂しいが、よくこれだけのメンバーが顔をそろえたという代表的棋士ばかりであり、囲碁ファンにとっては、楽しみな番組である。
棋士にとっては、全国の囲碁ファンに見てもらえるので、一流棋士としての証しでもあり、どうしても出場したい棋戦であろう。
NHK杯の過去の優勝者も蒼々たるメンバーで、山下、高尾、井山の名がないのは不思議であり、今期は当然優勝を狙っているだろう。
新春の最初の放送は、山下対羽根の好取組であった。
一度取られた石がコウで生き返るなど、面白い展開であったが、山下の得意の攻めで中押し勝ちとなった。
アマ・ファンを喜ばせる内容で、今後も楽しみだ。