折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

こころの花

2006年06月23日 06時50分05秒 | 夏至
              
             ◆ 画像は「季節の花 300」 http://www.hana300.com
                より引用させていただきました。ご好意を感謝します。


夏至を過ぎても、庭の花たちは、この蒸し暑さにめげずにせっせと花を咲かせています。
今日は気分を変えて・・・・。

◇◇◇

さて、私の大好きな野の花、あざみです。

英名"thistle" シスル スコットランドの国花でもあります。
先日の九重三俣山ハイキング登山のときは、途中、国道の道沿いにいっぱい咲いていました。
ところが、私たちの歩くコースにはちっとも咲いてなくて、近所にも咲いているふうがなくて、写真がありません。

ですから、フリーな画像をここに転載させていただきます。

もう、さっそく得意な(?)歌に行きたいと思います。
私の心を表してくれているような歌ですから。
おそらく私も生まれていない頃の歌。
だいたいは、私は、歌の2番に好きな箇所が多いのですが、これは何と言っても3番!

◇◇◇



(due poesie di oggi)

          あざみの歌
                           横井弘 詞

     山には山の 愁いあり

     海には海の 悲しみや

     ましてこころの 花ぞのに

     咲きしあざみの 花ならば



     高嶺の百合の それよりも

     秘めたる夢を ひとすじに

     くれない燃ゆる その姿

     あざみに深き わが想い



     いとしき花よ 汝はあざみ              

     こころの花よ 汝はあざみ

     さだめの径は はてなくも

     香れよせめて わが胸に



◇◇◇

もう一つ、これはご存知の方も多いのでは・・・・。



(due poesie di oggi)


         少年時代
                       井上陽水 

     夏が過ぎ 風あざみ

     誰のあこがれにさまよう

     青空に残された 私の心は夏模様



     夢が覚め 夜の中

     永い冬が窓を閉じて

     呼びかけたままで 

     夢はつまり 想い出のあとさき



     夏まつり 宵かがり

     胸のたかなりにあわせて

     八月は夢花火 私の心は夏模様



     目が覚めて 夢のあと

     長い影が夜にのびて 

     星屑の空へ

     夢はつまり 想い出のあとさき



     夏が過ぎ 風あざみ

     誰のあこがれにさまよう

     八月は夢花火 私の心は夏模様



もう8年くらいになりますかね。
この歌詞を印刷して、それを会社のデスクのクリア・カバーの下に忍ばせておりました。

        

『風あざみ』は、おそらく作者の造語でしょうが、雰囲気の出ているさわやかな言葉です。
他にも、叙情的な懐かしさの漂う言葉が、この詩には散りばめてあります。

     夏まつり  宵かがり   夢花火   夏模様   星屑の空

そして、この部分が私は好きでした。

     夢はつまり 想い出のあとさき ♪
        
ピアノの切れ込むような和音に合わせて、滑らかに歌う陽水さんの緊張感のある澄んだ声が印象的でした。

カラオケでは、少しむずかしい部類に入ります・・・・。
なんて、これも何度か歌ったことはあるのです。
ただ、先の『あざみの歌』は、さすがに歌ったことはこざいません。
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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あざみの歌♪ (hanachan)
2006-06-23 15:53:10
折節さんこんにちは。



折節さんはあざみもお好きなんですね。

意外といいますか・・・

わたしの故郷には立派なあざみが土手に咲いていました。

園芸店であざみを見て、ふと故郷が懐かしくなり2,3年前でしたか買いました。

今年は他の植物に圧倒されつつも小さなお花を一つ付けてくれましたよ。あざみかわいいですね



ところで「あざみの歌」ですが、なぜ「横井弘」さんは、あざみをこころの花にされたのでしょうか?お好きな方がそのような雰囲気の方だったのでしょうか?それともお好きな方との思い出の場所にあざみが咲いていたのでしょうかね?

ふと、なぜこの方はあざみなのかなぁと思いました。



井上陽水さんの歌♪

私は「風あざみ」と言う言葉が何故か心に残りました。風あざみ・・・あざみが風にゆられる感じなのでしょうか?

この歌いいですよね。これに少年時代と言う題名が付くのも、そうなんだぁという気がしました。



私はカラオケで歌った経験はないですが、滑らかに歌うのに苦労しそうですね?

ほ~折節さんの持ち歌なんですか
返信する
Unknown (ma-sa)
2006-06-23 17:58:53
「夏模様」「星屑の空」、

井上陽水さんの、この歌、聴いたことがありますね。

「少年時代」というタイトルが、いいですね。

日本語の、美しい響きが感じられます。



「さびしさのつれづれに~手紙をしたためています~♪」という歌もありましたね。
返信する
エンターキー! (マーサ)
2006-06-23 18:02:19
間違えて、エンターキーを押してしまいました。

「ma-sa」は、私、マーサです。

失礼しました



井上陽水さんの歌、よく聴いていました。
返信する
あざみ (る~)
2006-06-23 19:43:16
最近見かけなくなってしまいました。

る~のは土が少ないせいでしょうかね??

はずれにでると見るんです。



「少年時代」。

る~は映画で聞きましたね。

懐かしいです。



返信する
咲きしあざみの花 (折節)
2006-06-23 22:06:52
hanachan こんばんは。



折節には意外ですか?

どうしてでしょうかねえ・・・・。

野の花も好きなんですよ、あんまり知らないですけど。

いまはほとんど見なくなったれんげの花、とても好きでした。

月見草も好きですし、つゆくさもいいですね。



景色で言えば、実は青々と広がる一面の麦畑が好き・・・・。

もうそろそろ終わりですかね?

麦秋・・・・刈り取りの黄金色の麦畑。



話がわき道にそれそうです。



あざみは、そうなのです、故郷の土手、あぜ道、いろんなところに咲いていました。

こちらでも見かけるときは見かけますし、探そうとしたらないですね・・・・。



私は、この花の色が好きです。

ちょうどこの画像の色ですね、他になかなかない色じゃないですか、だから・・・・。

hanachanは、お庭に咲いているんですか?

それも素敵ですね。



こころの花・・・・私の想像では、おそらく永遠の恋人じゃないでしょうか。

こころの花園に咲くいとしきあざみの花ですものね。



・・・・で、少年時代  風あざみ



持ち歌じゃないですが、それでも歌うときは歌いますよ。

歌わないときは歌わない・・・・当たり前です。



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手紙 (折節)
2006-06-23 22:23:56
マーサさん こんばんは。



・・・・手紙をしたためています 貴方に

黒いインクが綺麗でしょ

青い便箋が悲しいでしょ ♪



1970年代の香り豊な歌ですよね。

それにやっぱりこの歌にも美しい言葉・・・・したためて 貴方



そう、「手紙をしたためています」というのがいいですね。

昔は手紙しかなかったですので、みんな書いていたんじゃないでしょうか。

相手に伝わるまでに数日かかるわけですよ。

それを夢や希望に胸を膨らませて、あるいは・・・・さびしさだけを手紙につめて♪



私なんか、陽水さんは兄貴みたいに思っていましたから、よく聴いたものです。

少年時代・・・・特異な響きの歌、心の琴線に響く歌です。
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人里では貴重な存在? (折節)
2006-06-23 22:31:23
る~さん こんばんは。



あざみは私の住んでいる辺りでも、ほとんど見かけなくなりました。

どうしたんでしょうね。

探しきれないだけかもしれないし、注意深く見てないからかもしれません。

でも、以前はもっと群落がいっぱいあったような気がします。



る~さんは、少年時代、映画なんですね。

私は、うかつにもこの映画、確か、見たことがないのです。
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マーサさんへ追伸です。 (折節)
2006-06-23 22:35:45
マーサさん、こんばんは。



コメントに確認機能があればいいですよね。

私も、エンターキーを推しちゃってどうしようもない、

そんな経験がありましたよ。
返信する
私も (xiao)
2006-06-24 00:50:21
先日アザミを撮ってきました。

でも去年の11月にぽつんと咲いていたアザミを

見つけて投稿しましたので

それをTBさせていただきますね。



アザミは何故かいつも

寂しそうに見えます。
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独り? (折節)
2006-06-24 08:17:18
xiaoさん おはようございます。



トラックバックも見せていただきました。

きれいな薊でした。

なるほど、秋の季節はずれの姿ですか・・・・だからかなあ。



私は、あざみを見て寂しそうだと思ったことは、ただの一度もありません。

この花の色も、葉も茎もしゃんとして、とげもりっぱで、でも強がっているようにも見えず、存在感もあって・・・・。

私はここよ!お話しましょ、元気出してよ!

そんな花にも見えますが・・・・。



こっちは、あざみを見ても、ちっとも寂しくはならないような印象があるのですが、いかがでしょう?
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