先日、ばあちゃんがお世話になっているデイ・サービスで、そこでの利用者の皆さ
んとちょっと雑談しました、そのときの話です
一人のおばあさんが入浴サービスの後、テーブルに戻って落ち着いて塗り絵を始め
ました、施設のスタッフが、「〇〇さん、今度誕生日がくれば100才だねえ」と言って
います、同じテーブルにはほかに4人のおばあさんたちがいました、年齢もさまざま
です、それを耳にした人たちはみんな驚いて
「〇〇さんは耳が遠いけど、しっかりしているよ、どう見てもまだ90才初めぐらいかと
思ったわ」と、
わたしが見てもその通りです、ちっとも痴呆の感じはありません、現にこうして塗り
絵をしっかりと色を選んで描いています
誰かが言いました、わたしなんかは〇〇さんの子どもみたいなもんだわ、
自分も100才を目指して頑張ろうと、
また他の誰かが言いました、このテーブルの人は皆100才を目指せる人たちだと、
なるほど、皆さん元気ですね、明るい気分で施設を出ました
ひとは生きているだけでそのまま価値があるってことかな
年をとって来た自分を嘆くと嫁さん曰く「お母さん、今の年配の方はお元気ですよ、何を言ってるんですか」・・・私も充分年配ですが
目標と希望があれば生きてる価値が生まれるのでしょうね
「あなたが大切だ」と誰かに言ってもらえるだけで、生きてゆける、私の好きな言葉です
好い言葉ですね、「あなたが大切だ」わたしにとって、ですね
どんだけ年をとっても、100才になっても、こう云われれば喜びも、勇気も湧いてきます
問題はそう言われて理解ができるかなってことなんだけど、
頭を柔らかに保っておかなくてはと思います