先日の朝日新聞夕刊に”八重の桜”に新たな史実が解ったと載っていた。八重の最初の夫、川崎庄之助を私は全く知らなかった。回が進む内に蘭学を修め、洋学者であり銃の研究に身を投じ八重の夫となると知る。会津藩士ではなく籠城戦で逃亡したとされていた。しかし元会津若松市図書館長の野口信一さんが館内の資料から「大砲方頭取」と言う肩書きや藩士の名簿にも名があり川崎庄之助は戦い抜いたと解ったそうです。飢えに苦しむ藩民のため函館でデンマークの商人と大豆と中国米の交換契約などにも力を注いだがトラブルに巻き込まれる。出石藩士だった川崎家の菩提寺の墓石明細簿に庄之助の命日と合致する戒名もあり、彼は最後まで会津に関わりトラブルの責任を背負って死んだ、献身的な人だったのでは…と言います。川崎庄之助を演じる長谷川博己(スマートで寡黙で、いいなあ~。でも民放で嫌なドラマに出演し始めいやだなあ~)、何事に対しても冷静な彼の内に秘めた情熱と優しさにいつも感激して観ている私にとって、この発見は朗報で、長くドラマに登場していて欲しい人物ですが…。大河効果で新たな史実を発掘、地域の歴史家に拍手です。