本場ドイツはハンブルグからシュトーレンがやって来ましたあ!そう、もうヨーロッパはクリスマス・シーズンです。 Kさんのドイツ在住の姉上のお土産を分けてくださった。嬉しい! シュトーレンはスパイスの効いた大人の味、永い歴史を感じます。ラップを開くと重厚なドイツの香りが広がり、私の中の旅への思いが眼を覚ましちゃった。去年はオーストリアでシュトーレンを買ってきたもの。冬のヨーロッパも情緒があっていい。それにしても貴重なものを…感謝感激です。有難う。
製本教室のOさんに食用菊”もってのほか”を頂いた。彼女の家の庭産です。天皇の御紋章の菊の花を食べるとはもってのほか…と言う事だそうです。さっと湯がいて二杯酢で合えました。花びらが筒状になっているのでしゃきしゃきします。ほのかな香りと甘み、ほろ苦さ…繊細な日本人って素晴らしい!
またまた、ウォーキングの途中で見つけた秋のめぐみ”あけび”です。大きな木で(蔓)たくさんのあけびが農道に落ち、車に轢かれています。斜面で立派な物を見つけ持ち帰えった。完熟で自然の優しい果物の甘味です。少々行儀を悪くしないと味わえません。
ついにパレスチナのユネスコ加盟が承認された。今年5月下旬イスラエルへ旅行し、パレスチナ自治区のベツレヘムにあるキリストの聖誕教会を訪ねた。2000年の歴史のある聖誕教会はこの旅行で最も歴史を感じた処でした。幾多の戦火を経て大きな要塞と化している教会は半分がオリジナルと言うこと。しかし世界遺産には登録されていない。パレスチナが国家として認められていないからです。早く世界遺産に指定し、それなりの保護が必要でしょう。クリスマスのミサは毎年ここから世界へ中継されているのです。
島田荘司著「写楽 閉じた国の幻」(新潮社)を読んだ。わずか十ヶ月の活躍で突然姿を消した浮世絵師、東洲斎写楽の正体に迫ったミステリー。700頁もの大作で時として挫折しそうになりながらも、神田神保町の学士会館(45年前我らは此処で結婚式を挙げた)や著者が最も固執していた平賀源内が遠州相良に住んでいた、そしてオランダ商館の一行が長崎から江戸に参府旅行をした時の記録に富士川が溢れて蒲原で足止めになった、池田満寿夫が写楽は素人といった事、版元の蔦屋重三郎の話など身近な話に後押しされ結末までたどり着いた。史実とフィクションが入り乱れ頭の整理が大変。写楽の謎に眼をつけて学術書なども調べ、ミステリー仕立てにしたところは流石です。写楽の正体は浮世絵の鉤鼻に伺える…長崎の商館員のオランダ人であったそうな。
製本教室展示会を観にいらしゃた方に手作りをして頂こうと仲間のお一人が、ミニ本のストラップ・キットを提供してくださった。糊も鋏も要らず折っていくだけで出来るのです。元は一枚の紙、出来上がった時は皆さん驚きと感激です。それに増して、いらっしゃた方の写真を撮って中の一頁に加えたのです。彼の思考錯誤の末の製品、良く考えられていて感心しました。
今年も製本教室の発表展示会がA図書館で開かれました。いろいろ作って来ましたが、私はやはりブログ本や旅行をまとめた本が殆どを占めました。こうして見ると表紙が華やか過ぎて色のセンスがない事が解ります。もっと落ち着いた色やデザインも考えこれからは作って行きたいと思った。Oさんがお習字の先生と観に来てくださった。有難う。
熱函道路添いにお百姓さんが納屋で、朝採り野菜を大々的に売っている所があります。大きなトラックで朝採ってきたものを庭で洗い束ねて売っています。すべてが新鮮で牛蒡の柔らかさには驚きました。ラディッシュ、赤カブは一般的にはサラダに使いますね。素晴らしく新しいので葉を湯がき、赤カブそのものは薄切りを塩で揉んでシャキシャキ…胡麻和えです。葉は大根系ですから普通の白カブと違って味があります。西洋と東洋の出会い、ラディッシュまるごとの一品手前味噌ですが…美味しかった。お百姓さんに感謝です。