Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

遺言

2007-11-01 10:47:07 | 日記
鶴見和子の”遺言”を読んだ。2006年に亡くなっているが、脳出血で倒れ10年程半身麻痺で生活して来た。サブタイトルに「斃れてのち元まる」とあるように倒れた後、短歌に支えられ頑張る事が出来たと言っています。人間、誰でもそうだと思うが、肉体的ばかりでなく精神的にでも自分が弱者になった時、命や健康は切実な祈りになり、森羅万象すべての物を優しい目で見て考える事が出来るのでは…と私は思う。社会情勢を憂い憲法九条の厳守、南方熊楠の自然保護思想に共感、情熱は最後まで失なわなかった。
着物について良い事を書いています。自分の体の調子、姿勢によって直線断ちの形無きものに形を与えている。自分がシャンとして居ないとどんな高価な着物を着ても美しくない。良く見せようときちんとしていると身も心もピンとする。着物には思い出も沢山詰まっている。その思い出を考えるとまた元気になる…と。倒れて解った事は人間にとって「歩く」と言う事は生きる事の基本的な力である、と言っています。そうだ、毎日のウォーキング、頑張るぞ!そしてお洒落もね。

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1 コメント

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Unknown (ミーハー)
2007-11-02 07:59:21
鶴見さん、倒れる前の勇姿も、倒れた後の生き方もファンでした。
テレビで拝見した時も、着物姿で短歌のお話をしていました。
実は母校の教授。講義をとらなかった事を後悔しています。
今日、図書館に行くので借りてきます。本を紹介してくれて、ありがとう。
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