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Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

病床日誌 病室

2017-03-25 12:46:24 | 日記
一人部屋をと考えて用意はしたのですが、満室で覗かせて頂いたら余分な空間が多く殺風景、幸い四人部屋でも窓側が与えられ、車椅子を使う患者が多いのでスペースはとても広い。私はI C Uに一昼夜滞在しその後重篤ルームに二泊した。
その時凄い事を目にしてしまった。隣に少々気味の悪い青年がいた。術後の患者の部屋にも拘わらずスタスタ歩いて看護師に何か抗議している。突然事務長らしき男性がやってきて部屋を変わるよう、そしてまず横のテラスの隠しカメラを撤去するように伝えた。胸がドキドキした。彼は向かいのベットの10歳ぐらいの女の子(脊髄カリエスか?)をねっらっていたのです。女の子は幼女ながら髪の毛を洗えばカラーで捲いて自分でセットしている。重篤ルームで長い髪の毛にカチューシャをして…不思議だなあと思った。丁度フランスの画家で晩年スイスで暮らしたバルテュスの絵に出て来るような女の子。
鉄材や木材をガラガラ崩し彼は「最後まで撮れなくて残念」…と嘯き、女の子のカーテン内に入ったので又びっくり!「ご飯をちゃんと食べれば元気になるからね」と出て行った。都会ってこんな立派な病院でミステリアスな小説か映画のような事が起こり得る。わが身のしんどさも忘れたひと時でした。