先日、南木佳士の「草すべり その他の短編」を読んだのですが、登った信州の山々の景色や人々との出会い、彼の思いが優しい視点で書かれていて癒される作品でした。その時私も登った事のあるそして”思い”のある山、縞枯山に登って何か書いて欲しいなあと思っていたら…ありました。「こぶしの上のダルマ」文藝春秋出版のなかの短編「山と海」に。
ホームステイしている沖縄の女子医学生を誘って著者は縞枯山へ登ります。絶景の頂上へ立っても彼女は感動するどころか「海が見えない」と言う。そこで著者は海のある沖縄へ旅をします。
縞枯れは北八ヶ岳に特有の現象でシラビソなどの針葉樹が帯状に枯れて山腹に白い帯を造る。原因は解らないそうです。ごつごつした岩肌が山道にむき出していてとても歩き難かった。しかし展望地点には八ヶ岳や茅野市街が、南アルプスが、遠くには北アルプスの絶景が広がっていました。夫の愛にどっぷり浸かっていたン十年前の事です。
ホームステイしている沖縄の女子医学生を誘って著者は縞枯山へ登ります。絶景の頂上へ立っても彼女は感動するどころか「海が見えない」と言う。そこで著者は海のある沖縄へ旅をします。
縞枯れは北八ヶ岳に特有の現象でシラビソなどの針葉樹が帯状に枯れて山腹に白い帯を造る。原因は解らないそうです。ごつごつした岩肌が山道にむき出していてとても歩き難かった。しかし展望地点には八ヶ岳や茅野市街が、南アルプスが、遠くには北アルプスの絶景が広がっていました。夫の愛にどっぷり浸かっていたン十年前の事です。