東日本大震災発災以来346日目、朝日新聞5面大見出し、「除染事業 手探り」発注方法ばらばら、読めぬ採算、1軒当たり70~200万円、福島市のはずれにあり、山あいに集落が開けた大波地区。
東京電力福島第1原子力発電所から放たれた放射性物質は、約50キロ離れたこの地にも降った。
国の基準値を超える放射能も出た。15日、雪の残る民家の敷地でマスク姿の約10人が、土をスコップで削りとっていた。福島市が発注した除染作業だ。
除染は、放射線量の高い地域は国が、残りは市町村が発注する。
採算性の不透明さにもかかわらず、担い手は広がる。各社が熱心なのは事業規模が巨大だからだ。
国が除染関連で出す金は1兆円以上(環境省)。
冬型の気圧配置は次第に緩むが、寒さは続く。
日本海側は雪が降り、太平洋側はおおむねはれる。今日は24節気の「雨水ウスイ」、雪が雨に変わる候、待ち遠しい春も奈良 二月堂の「お水どり」がすまないとやってこない。
晴れ間が広がるが底冷えがキツイ日曜日、朝食後4Ch「サンデーモーニング」を観ながら、23年度分所得税の確定申告の2回目のチエックを行う。
「サンデーモーニング」原発事故調査委員会で驚き発言に実態が次々に暴露された事へのコメンテーターの発言に注目する。
言い訳ばかりが目立つが「なぜそれをしなくてもいいのか」と踏み込んだ発言がみられない、大切なことは未来への提言が必要との意見には賛同する。
下書き用申告書から正式書類に転記する前に「収入う金額”公的年金”、所得金額 ”雑”」と所得から差し引かれる金額を再度「申告手引き」を参考にチック。
「医療費控除」・「社会保険料控除」は計算機で加算を確認、収入・所得金額では小計金額をそのままで記入している誤りに気づき、公的年金等の雑所得の計算に従って金額を訂正して、完了する。
昭和22年1月2日を起点に生年月日が異なると特例の適用が大きく異なってくる。
確定申告手引書に同封されている組立封筒を糊付けで仕上げ、中に医療領収書・源泉徴収状・社会保険保険料控除書等を同封して全てが完了する。
日曜日の午後は2011年秀作映画(シネピピア推薦)の中から、第67回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を獲得したソフイア・コッポラ監督の「Some Whereサムウエア」を観映、本日はトルコ映画「蜂蜜」と上映時間をズラシての併映。
映画のポスターには「どうしてでだろう、娘との時間が美しいのは?」とあった、ハリウッドの映画スター ジョニーマルコはLAにあるセレブご用達ホテル シャトー「マーモント」で生活、フエラリーを乗り回し、パーティーでは酒と女に溺れ、セクシーなポールダンサーを部屋にデリバリーする彼の生活は表面的な華やかさとは裏腹に実は孤独で空虚だ”。
ある日ジョニーは骨折した腕のギブスに誰かがサインする感じで目を覚ます。
それは前妻レイラと同居する11歳の娘クレオだった。
夜まで預かったジョニーはスケートリンクで優雅にターンする娘の姿を見て目一杯の拍手を送る。
ローマに招かれたジョニーはレイラに2週間預かってくれと頼まれた、クレオを帯同、女性を連れ込んでジョニーがまだ寝ている間に朝食の支度するクレオ。
卓球・プール・読んでいる小説の話・・・それは父と娘が触れ合う本来なら普通の風景だった。
クレオと別れる時、クレオは泣きながら「ママはいつ戻るんだろう?」「パパは忙しいし・・・」!。
別れる時ジョニーは「そばにいなくてゴメンね」、一人で帰ったシャトーの部屋はいつもとまるで違っていた、たまらずレイラに電話して「こっちに来れないの・・・」と泣きながら「俺は空ッぽだ!」。
ホテルをチエックアウトして、車を走らせ、たどり着いたところで車を捨てて「もう一度歩き始める場所」まで・・・・このシーンの映画のサウンドが素晴らしい。
最高にかっこいい映画、男が娘と一緒に過ごせざるを得なくなったことで人生を見つめ直す。
演出もシーンのつなぎかたが素晴らしく、単純な家族や個人の危機を普遍的に描くも観る人の気持ちで考えさせられる手法が巧み。
車を降りたジョニーはヒッチハイクでクレオのところへ行くのか疲れて倒れるのか・・・サウンドは語ってくれない。
非常にシンプルな脚色、間の取り方が絶妙な記憶に残る作品だった。
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