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片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

2年前の「入院日誌」を振り返る

2005-11-29 18:21:32 | 「脳卒中」
15年11月29日(土)退院迄あと22日!雅弘君(娘婿)と尚江が手配してくれて退院の日に車の改修工事をしてくれるという。手配の好段取りに感謝!退院後の予定12/20日退院・車改修、21日(日)静養、22日(月)友人上嶋氏の運転で西明石運転教習所で適性検査受験、24日(水)孝子の運転で免許書交付…13:00仲嘉先生PT・16:00門脇先生OT各30分で平日に比べると頼りない。病棟の退院予定者12/20安原、12/21大西、12/22中原、と聞く…
≪退院が決まり希望に燃えてスケジュールに取り組んだ意気込みが感じられる。この喜びの気持ちを忘れないようにしたい≫

「脳梗塞」で倒れてから縁を頂いた一期一会の有り難さに感謝!

2005-11-28 18:06:03 | 「脳卒中」
発症後2年半の期間に幾多の知己を得て交遊の世界が広がり喜んでいます。月に一回の「交流会」で出会う友、メール・ブログを交換する友、「障害者パソコン教室」で互いに勉強する友、リハビリで互いに汗を流す友等一期一会の世界が益々広がりつつあります。
今日は何時も便りを頂くリハビリ友人から「街路樹も葉を落とし風に舞って冬の訪れを告げています」と達筆のハガキを頂く。今も、前向きに命を大切に生きている喜びに感謝して職場復帰を夢見て頑張りますとありました。「不平」「不満」「愚痴」ばかりで「生きている喜び」を忘れがちの私に反省の機会になり、有り難い事です。

記憶すれば脳は育つ!

2005-11-15 20:31:38 | 「脳卒中」
 朝日新聞に勉強すると脳細胞が増える仕組みの一端を東大の教授が突き止めたと
 掲載されていた。何かを覚える時に出ると知られている脳波の一種「シータ波」が
 脳の中の海馬という部分に伝わると脳細胞が増える事が分かった。「脳卒中」患者は
 入院中、医師から損傷した脳細胞は再生しないと散々聞かされ絶望感を抱いたもので  す。麻痺した側に運動指示の脳細胞が再生してくれたら全国の「片麻痺患者」60万人
 の朗報となる。脳を刺激するとシナップスがネットワークを形成していくという学説も あり、それを信じて日常生活で脳刺激の努力を続けたい。

寒さと比例する麻痺側の筋硬直と内反

2005-11-14 21:25:22 | 「脳卒中」
 明け方の冷え込みが厳しくなるにつれて左上肢、下肢の筋硬直と内反の頻度が
 高まってきた。暖かい布団の中から飛び出す勇気が必要な季節がやって来た。
 毎年冬は暖かくなったといわれるが我々片麻痺者には寒さは一番苦手である。
 今日も朝9時30分に左手の運動療法を受診するが「硬直がきついですね」
 といわれ入念な逆捻りに辛抱する。

いい笑顔と姿勢の正しい長嶋茂雄氏に見習う!

2005-11-08 20:52:09 | 「脳卒中」
 4日文化勲章に選ばれた長嶋氏が4ケ月振りにテレビ・新聞で紹介された。
 利き手の右麻痺に拘わらず直立した姿勢の正しさに驚く、片麻痺の者にとって直立姿勢
 は非常に辛い事なのに笑顔で談笑されいる姿に感動した。背筋を伸ばして両陛下に
 挨拶されたとあった。直立姿勢から深く頭を下げる動作は非常に難しい、リハビリ
 に懸命に取り組まれた事は雑誌で紹介されていたが天性の運動神経が寄与している
 のでしょう。片麻痺は顔面の半分を強張らせ、しびらせるから本人の意識とは別に
 無表情の「鉄仮面」状になりがちですが長嶋氏の笑顔は自然の笑顔で非常に良かった。


片麻痺は3ケ~5ケ月の新生児とそっくり

2005-08-07 17:07:00 | 「脳卒中」
筋肉を制御する脳が損傷した私は左上肢、下肢共に制御不能におちいり、機能全廃と身障手帳に記載された。社会復帰してから麻痺の状況を質問されるが理解してもらえない。「痛みは無くなったのですか」「神経が切れたのですか」「何故、自分で動かせないの」「何時になったら元に戻るのですか」…こちらも、上手く説明できない。臓器移植法の成立時に「脳死は死」と議論された事が痛いほどに良くわかる。制御不能になった筋肉は伸展する力が無くなりドンドン硬縮していく。外見からは足が外へ外へ広がり、歩く際は足を分銅回しのようにして歩く、手は肘から上に胸に食い込むように巻きついてくる。
新生児を見ると手足は身体に巻きつくようにしてその、掌は私と一緒に握ったままで成長と共に徐々に開いてくる。その、スピードは脳の成長と共に比例している。表情の豊かさ、玩具に対する反応が変化すると手足の動きは活発になり8ケ月頃にはもみじのような掌がひらいている。
※脳の可塑性を信じて、新生児の勉強して成長していく様子をそばでみながら、脳に使用 する筋肉に命令が行くように根気良く暗示をかけていく事が必要と思う。