ツトムさん家の写真日記。

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第855回 京都 鞍馬山 7 金堂 中門 双福苑 筝曲稚児桜之碑。

2014-04-01 12:00:00 | 写真・旅行・日記・コラム

2014 01 17(金)


前回掲載の“奥の院 魔王堂”から貴船には下りず、再び「木の根道」を戻って鞍馬寺本殿(金堂)に到着。(12時50分)
金剛床の上から金堂に手を合わせ旅の無事を祈念します。
 
「願主 江戸大伝馬町 大丸屋」と記された常夜燈を見ながら石段を下ります。

ほどなく、鞍馬山ケーブル方面(新参道)と九十九折参道(本参道)との分岐点、下り行程ですから整備された石畳の坂道を九十九折参道方面へ歩を進めます。
 

城壁のような重厚な石垣沿いを歩いてゆくと、途中の山肌に鎮座している朱塗りの社(やしろ)に出会います。
この社は鞍馬山七福神の一つ、福寿星神と云い、福禄寿と寿老人を祭る財運と長寿の神座。
 

更に下って13時頃に着いた場所は“貞明皇后御休息所跡”。九十九折参道を上ってきた大正天皇の嫁さんが休憩した場所です。
中画像の左隅に立てられている町石には「二町・・・・」と彫られています。
  
現在は木立に遮られ良い景色は見られませんが、当時は眺望の優れた場所だったのかも・・・?

そこから約3分ほど敷石道を下ると、品格ある立派な門が忽然と現れます。
この門の名は“中門”とも“勅使門”とも呼ばれる四脚門、元来は麓の仁王門(山門)の脇に建てられていたのを移築したとか。
 

ケーブルで登って、九十九折参道を歩いて下るのが楽で疲れません、鞍馬寺は歩いての参詣を推奨していますが・・。
 
中門の傍にあった“町石”(ちょうせき)、三町と刻まれていました。一町は約110mですから鞍馬寺本殿から測っての事でしょうか?

中門の直ぐ右下に置かれた句碑。
左は「都ヾらおり まがれるごとに 水をおく やまの清さを 汲みてしるべく」信楽香雲(鞍馬寺初代管長)。
中画像は岩石を伝わりながら流れる清水。
  
右画像の句碑は「筒鳥(つつどり・カッコウ科の鳥)に 神尊ければ 磴(とう=石の坂道)けはし」丸山海道と「花杉に息のにごりは 許されず」丸山佳子、俳人夫妻の連句碑。

中門や句碑を眺めながら九十九折参道を下ると、鮮やかな丹塗りの小橋が目立つ「双福苑」なる福々しい神域に到着。
 

少し傾き加減の御神木杉の下に鎮座するのは“玉杉 大黒天”、小川を挟んだ岸辺にあるのが“玉杉 恵比寿尊”の御社。
読者の皆様に福運が訪れますように祈念します。
  

双福苑の下方にUFO基地発見!! これが護法魔王尊(尊天)が金星から乗って来た天車といわれるUFOなのかも・・・。
 
説明板には、「尊天(宇宙生命・宇宙エネルギー・宇宙真理)を具現化したもの、 愛と光と力の“いのち” 」と記されていましたが、
まったく理解不能で脱力的なストゥーパ(仏塔・男根)状のオブジェ。
歴史ある霊山・鞍馬山には不似合いの極致、参道以外の人目につかない場所に隠して欲しいものです。

巨木の残痕を大切に保存する参道を少し下ると、大きな石碑。
戦争中の金属供出で鉄鎖が無い囲いの中に寂しく立つ筝曲 稚児桜之碑。(昭和12年建立 筝曲=そうきょく=琴の音楽)
 
春になったら、ここで牛若丸弁慶の出会いをモチーフにした稚児桜の琴音を聴きながら桜花を愛でるのも一興です。


次回は義経供養塔・由岐神社・魔王滝・・・など。


2014 04 01(火)記。     前橋市      最高気温 20.3℃     最低気温 8.3℃


おまけコーナー。

ネコ卓球。




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