2010 04 08(金)
諏訪大社下社春宮と万治の石仏を見物し、家への帰路で御柱祭の臨時交通規制で道に迷い、奇しくも下社秋宮の前に出てしまいました。
せっかく来たのですから、ついでに秋宮見物です、
秋宮の入口の手水舎で身を清めてから地元の大工・原五左衛門が文政12年(1829年)に建てた青銅製の鳥居をくぐり、石の階段を上ります。
十数段の石段を上ると二股に分かれた石の参道が特徴的な境内に入ります。
正面に大きな神楽殿、右側に社殿と勘違いしそうなほど立派な社務所。
荘重な造りの神楽殿は珍しい三方切妻の屋根が特徴的です。
この神楽殿は江戸時代天保6年(1835年)、秋宮幣拝殿を建設した立川和四郎富棟の子で幕府から工匠最高位の内匠の位を授けられた和四郎富昌が幣拝殿との調和を考慮して建てたと云われています。(国指定重要文化財)
秋宮神楽殿を飾るのは長さ13m、重量1トンもある巨大な注連縄(しめなわ)で出雲系の注連縄では日本一の規模。
二匹の狛犬は高さ170cmあり、青銅製の狛犬では日本一の大きさです。
神楽殿の近くに屹立する巨樹の名は寝(根)入りの杉。
この大杉は夜中の丑三つ時頃に枝先が下がり、寝イビキをたてるとか・・・。
小枝を煎じて子供に飲ませると夜泣きが治ると云われる霊樹なのです。
何故か?秋宮神楽殿の奥に祭壇が設けられていました。
神楽殿裏にあるべき幣拝殿と左右片拝殿が修復工事中で見ることが出来ません。
社殿を描いた工事用の大きな保護幕で本来の幣拝殿などがお隠れに・・・。
その左右には秋宮一と二の御柱が立っていました。
6年前の申年の御柱祭で建てられた御柱です。長い間風雨に曝されてご苦労様!
秋宮境内には全国各地の名立たる神社の末社・摂社もありました。
ここを廻れば八百万の全ての神様に会えるかも・・・?
境内の一角に諏訪地方醸造の銘酒の菰樽(こもだる)が陳列され、その前に白いカバーが掛けられているのは奉納相撲の土俵でしょうか?
境内で珍品発見! 小石が凝結したような岩が置かれていました。
この岩が「♪ 千代に八千代にさざれ石の巌となりて~」で有名なさざれ石です。
絵馬奉納所には春宮で見た御柱際絵馬の他にお舟祭絵馬なども納められていました。
諏訪大社でもお舟祭が行われるのですね、何時にか見物したいものです。
お船祭といえば昨年訪ねた穂高神社御船祭りが思い起こされます。
秋宮境内の左横にある池が爽やかなたたずまいを見せていました。
この池は史蹟「千尋の池」(ちひろのいけ)と名付けられています。
この池の底が浜松沖の太平洋海底につながっているとの伝説から千尋の池と名付けられました。
鶴伝説でもあるのでしょうか?千尋の池の中央に置かれた青銅の鶴像が何故かワザとらしく歴史ある雰囲気を壊しています。
この池から発掘された「売神祝印」(めがみほうりいん)は大同年間に平城(へいぜい)天皇下賜の銅印と云われ国重要文化財に指定されて、諏訪大社の御神宝となっています。
秋宮のすぐ近くに諏訪の銘菓で超有名な新鶴本店がありました。
時刻も午後4時過ぎで買えないと諦めていましたが、運良く銘菓「塩羊羹」を買う事が出来ました。
昔から諏訪のスイーツを代表する新鶴の塩羊羹(しおようかん)はこの趣きある店舗で作られているのです。
超薄い塩味にほのかな甘味で上品な味わいを醸すのが「新鶴の塩羊羹」の特徴です。
塩羊羹の画像は「ばるばるのレストランガイド」から拝借。
諏訪大社春宮・秋宮と御柱祭関係の掲載は今回で終了致します。
2010 06 09(水)記。 前橋市27.5℃
おまけコーナー。
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