2018 04 08(日)
茨城県桜川市郊外の裏筑波山嶺に位置する名刹・雨引山楽法寺(通称・雨引観音)を参詣。
全国で二ヶ所、京都太秦の広隆寺と茨城の雨引観音だけで行われる奇祭『マダラ鬼神祭』を拝見。(マダラ=摩多羅 マダラ鬼神=補陀洛浄土の守護神)
マダラ鬼神祭は、その昔(戦国時代の1472年)、兵火に焼かれた楽法寺をマダラ神がたくさんの鬼たちを指揮し、見事に寺を再建させたという故事の由来し、鬼神に感謝を奉げる祭り。
『雨引山楽法寺』の黒門(薬医門)。 ここから145段の石段を上るマダラ鬼神祭の祭り行列が開始されます。(祭り開始 午前11時)
白馬に騎乗し、黒門から急傾斜の石段を上がるマダラ鬼神を先頭に祭り行列が続きます。
マダラ鬼神にお供するカラフルな面を付けた五鬼。
可愛いお稚児さまも列に参加します。
長い石段ではお駕籠に乗れず、歩いて本堂(観音堂)へ向かう住職・・・。 裃(かみしも)には丁髷(ちょんまげ)姿が良く似合います。
長い石段を登りきると本堂の前に眼を奪う絢爛豪華な八重桜、祭り会場ではマダラ鬼神祭開始までのつなぎで「忍者ショー」なども開催。
広い境内の竹矢来で区切られた祭式場では、最初に僧侶による大太刀を使った修祓と柴燈護摩(さいとうごま)の儀式で厄災を打ち祓います。(午前11時30分頃)
僧侶による護摩火儀式終了の後、場内にマダラ鬼神が配下の五鬼を引き連れて堂々の入場。
燃え盛る護摩火を囲んで踊る鬼神踊りをご披露。 僧侶の儀式終了後は座って頂くと後方に人達から良く見えて有り難いのですが・・・。
火竹を打ち振るい護摩火を囲んで踊る圧巻なパフォーマンス。
祭行列に参加の稚児たちもお行儀よく並び、この日は華やかな様子の多宝塔。
この後、行う弓矢の儀式で緊張気味の鬼たち・・・。
多宝塔からは白装束の鬼が破魔矢を次々に放ち、矢を拾うと家内安全・無病息災の御利益があります。 飛来する矢を直接キャッチは神業だ!!
観音堂(本堂)の回廊からはマダラ鬼神が参詣者に破魔矢を放ちます。
放たれた破魔矢は合計49本、矢を得た人には福徳が訪れるのですから皆さん必死の獲得競争。
マダラ鬼神が最後に放つ朱色の矢は特に霊力のある破魔矢、獲得した人には幸運福徳が訪れると謂われています。
マダラ鬼神祭の最後は、参詣者が喜ぶ祝い餅・菓子の撒布。 雨引観音は有名な名刹ですから菓子・餅が大量に用意されています。
紅白の祝い餅を沢山ゲットし喜ぶ参詣者も・・・。
全ての祭り行事は終了し、その後は参詣者とマダラ鬼神を交えての記念撮影のサービスタイム。
動画 マダラ鬼神祭 2018年
境内に放し飼いされている孔雀も華麗な姿で参詣客を歓迎する雨引観音楽法寺。
雨引観音 雨引山楽法寺 2018年4月8日(日)
雨引観音の四季 雨引観音公式
4年前の冬、雨引観音を初詣したときのブログ記事。。
2014年01月05日(日) 「第841回 雨引観音 初詣」。
https://blog.goo.ne.jp/ttmida/e/79755782d9c7e20d3f60d6ce1d36703d
2014年01月05日(日) 「第842回 雨引観音 上 」。
https://blog.goo.ne.jp/ttmida/e/b3bf558b62be87016d7c543afebb3991
2014年01月05日(日) 「第843回 雨引観音 下 」。
https://blog.goo.ne.jp/ttmida/e/78a7885a41c3feb4cfa799f27d76a7cc
2018 04 19(木)記。 前橋市 最高気温 23.6℃ 最低気温 9.3℃
おまけコーナー。
早着せ替えマジック。1分間に18回衣装替えでギネス認定世界記録。
Most costume change illusions in one minute - Guinness World Records
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