ツトムさん家の写真日記。

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第164回 真夜中の神事 前橋・総社神社の御筒粥神事・置炭式神事

2007-01-16 01:46:46 | 旅行

1月15日  真夜中の神事を拝見しに前橋・総社神社へ。(総社神社クリック)

この御筒粥神事置炭式神事は毎年1月15日の深夜午前0時を期して開催されるれる、珍しい行事です。

14日(日)の午後11時20分に眠い目をこすりながら前橋総社神社へ到着。
境内を薄ボンヤリと照らす提灯の下、全く人気のない神社で寒さを堪えて15分程待ちました。 
真夜中の神事が行われる総社神社は群馬県(昔の名・上野国[こうずけのくに])に549社ある神社の総元締めと云う。 総社神社と云う名前もそれに由来するらしい。
 
この前橋総社神社で1月15日の深夜に御筒粥神事置炭式(別名 火炭式)が行われる。
待つことしばし、程なく神主祢宜が揃い、先ずは総社神社の拝殿で祝詞奉納です。

神事にあたり神主もお互いにお払いして、身を清めていました。
 
拝殿前では紅白の幕が張られ、炉の中では御筒粥神事に使われる鍋が火に焙られています。

拝殿での祝詞も終りいよいよ神事開始!

御筒粥神事置炭式神事に用いる餅米粉木炭篠箸団扇のお清めの儀が執り行われました。


燃え盛る薪火の中に13本の木炭を並べて着火し、置炭式神事の準備を・・・。
 
薪火の上に吊るした鍋に餅米粉を入れながら篠箸で掻き混ぜて御筒粥神事が始まりました。
が燃え盛り猛烈な熱さ! 宮司さん達も鍋と必死に格闘していました。

農作物の吉凶を占う御筒粥神事とは、鍋で煮た餅米粉の中に束ねた葦を入れ、葦の中に入った粉の量で作柄の出来・不出来を当てると云う。
 
の葦束を入れてグツグツと煮立てます。
この後、そのまま鍋ごと拝殿に奉納し、翌日(16日)の午後3時に葦を取り出して作柄の吉凶を占うそうです。 
16日迄は付き合いきれませんので、占いの結果は後日聞いて報告致します。

次に鍋を煮立てた熾き火を掻き分けて、初めに入れておいた真っ赤な木炭を参道の石畳に並べ置炭の儀式が始められました。
 
並べられた13本の火炭を神主が団扇であおぎながら、今年の天候を占います。
1月から12月までの晴れを12本の火炭の赤い部分と黒い部分で判断するのです。 炭13本を火の中にいれましたが、1本は砕けた時の予備だそうです。
今年のは如何に!!  神主さんが真剣に火炭を読み取って・・。
 
書き付けた予報表では縦黒線だそうです。白い部分晴れ
1~4月までは晴れ日が多く、5月中旬~7月中旬は雨勝ちで、10~11月も秋の長雨との事。  全体としては平年並みの天候ですが、10月の台風にご注意!でした。 因みに置炭神事の予報は外れたことは無いそうで、不思議と良く中るそうです。(神主の談)

御筒粥・置炭式神事については → ここクリック。

1月15日午前0時から始まった深夜の御筒粥神事置炭式神事は約1時間で終了しました。 深夜というハンディもあって見物客は総勢6名でちょっと寂しい感がありましたが、珍しい行事なのでNHKテレビも収録に来ていました。 
TV放送は16日の午後6時頃の予定と言ってましたよ。 ツトムも隅に写ってるかも・・・ね。

(筒粥神事の占いの結果は近日中に発表予定)

2007 01 16(火)記。    前橋市 のち    最高気温10℃    


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