ツトムさん家の写真日記。

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第794回 零戦生みの親“堀越二郎”。

2013-07-17 12:00:00 | 旅行

2013 07 14(日)

群馬県藤岡市の「藤岡歴史館」(藤岡市埋蔵文化財収蔵庫)で開催中の“堀越二郎の軌跡展”を見学。

藤岡市出身の堀越二郎(敬称略)は大東亜戦争(太平洋戦争)で日本海軍の主力戦闘機“零式艦上戦闘機”(通称名 零戦 ゼロ戦)の設計者として超有名人、群馬が生んだ逸材・誇りでもあり,戦後の技術大国“日本”の先魁となった偉人です。

今年が堀越二郎生誕110年を記念して堀越二郎の展覧会が開催されました。
 

藤岡歴史館の展示室は昨日のNHKニュースで放映された為か、通常では見られない程の多数の人々が見学に来ていました。


堀越二郎の遺品の数々が第一展示室・第二展示室に所狭しと陳列。
欧米視察時に携えた革製旅行カバンや訪ねた名所のパンフレットなど往時の海外の様子が垣間見られます。
 

堀越二郎は東京帝国大学を首席卒業の後、三菱内燃機製造㈱(三菱航空機 三菱重工業)へ入社。
米国及び欧州に派遣され、航空先進国で航空機の実情を視察し技術の修得に努力します。
 

堀越二郎 ⇒ ここクリック。

海外視察から帰国後、軍用機の設計を本格的に開始し、海軍からの厳しい要求に堪えた名機を作り出しました。
下画像は堀越二郎専用設計室。               愛用した計算尺などの堀越二郎遺品。
  

展示されていた堀越二郎のノート類、英語で細かく几帳面に記入された計算式など興味深い資料も多数展示。
  
学究肌の堀越二郎の趣味はGOLF、戦前にゴルフができるのですから超高給取りだったと思われます。

「堀越二郎」署名入りの零戦機体図と奥宮正武氏共著の「零戦」書籍。  零戦の後継機として設計にあたった艦上戦闘機“烈風”。
  
艦上戦闘機“烈風”は零戦を凌ぐ性能を発揮したが、戦争末期の物資不足で生産不足となり本格的運用に至らずに敗戦。
本土防空迎撃用に製作された局地戦闘機“雷電”も生産数少なく、また熟練パイロット不足で物量を誇るB29重爆撃機を完全撃退出来ずに終わる。

堀越二郎は「機能的に優れたものは美しい」の設計思想の基、早くから機能美を追求していました。
確かに堀越氏が設計した航空機には流麗な美しさが見られ、今でも人の心を惹きつける魅力があります。

復元された“零式艦上戦闘機”の勇姿。 零(ゼロ)戦のゼロは制式採用年の皇紀2600年(西暦1940年)の下2桁00から零(レイ)式戦闘機と命名。

大東亜戦争中盤までは無敵を誇り、世界の航空機史上に名を轟かせた名戦闘機“零戦”。

零戦の詳細は⇒ ここクリック。

艦上戦闘機“烈風”。                        局地戦闘機“雷電”。
 

零戦の設計者・堀越二郎氏(左)と撃墜王と謳われた零戦パイロット・坂井三郎氏(右)との対談写真。


坂井三郎氏のプロフィール。⇒ ここクリック。

大空のサムライ 坂井三郎氏 零戦を語る。



堀越二郎展」は7月13日~9月8日まで藤岡歴史館(入場無料)にて開催、映画も上映されますので、ぜひ見学することをお奨めいたします。

飛行機作りに情熱を燃やす堀越二郎の半生を描いた宮崎 駿監督アニメ映画「風立ちぬ」は7月20日公開。
    
所沢航空発祥記念館でも「堀越二郎の生涯」展開催中、8月末日まで零戦(実物)が展示されています。


2013 07 17(水)記。    前橋市       最高気温 27.2℃     最低気温 20.9℃ 


おまけコーナー。

走るバイクと一緒に飛ぶ小鳥。
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