2014 06 18(水)
戦前・戦中に飛行機王として名を馳せた、中島飛行機製作所(現 スバルの富士重工業)の創業者“中島知久平”の邸宅が14日から公開されました。(入場無料)
場所は太田市押切1417番地、中島知久平翁が両親のために建てた敷地10000㎡の豪邸(昭和5年完成)。
太田市郊外の田園地帯の一角に築地塀を巡らせた広大な中島知久平翁の邸宅。
頑丈そうな表門と向かって左に守衛が居住する門衛所。
車寄せの唐破風屋根が特徴の正玄関から本館内を見学します。
重厚な造りの正玄関。 玄関から上がった最初の部屋は玄関広間。 格天井にはシャンデリア。
第二応接間から見た第一応接間。
大理石造りのマントルピース(暖炉)が豪華です。 西南の角には陽当り良好な第二応接間。
各応接間の上部には草花・鳥蝶のステンドグラス。
充分な幅がある廊下の右には中庭が望めます。 各部屋の床はモザイク文様の寄木細工仕立て。
中島知久平邸の中庭。(手入れ不足の状態が残念。)
中門から第二応接間と客間として使用された大きな寝殿造りの和風建物。
芝生が3000㎡にも及ぶ平坦で広大な前庭。
純和風建築の中島知久平邸は重要文化財に指定されています。
客間(49畳敷)内部。厚い絨毯は建築当時の物。
正面中央の襖の青色横線は昭和22年のカスリン台風での床上冠水位置。(すぐ近くの利根川が氾濫)
大きく豪華な緞通絨毯もカスリン台風水害で部分的に変色しています。
左は客間の建物、中央が中島知久平翁の父母(粂吉・いつ)が住んだ二階建ての居間と仏間、右横に土蔵。
二階部分は中島知久平翁が使用していました。
父母が居住した一階の和室居間には豪華な西陣織りの応接椅子。
建物の下を通って前庭から中庭へ抜ける秘密の通路か・・・?
中島知久平邸の裏側、東日本大震災の激しい揺れにも耐え抜いた蔵にはお宝がいっぱいかも・・・。
2本の大きなヒマラヤ杉は中島知久平邸建設当初から屋敷を見守っています。
中島知久平翁家紋の「下り藤」、建物の至る所に表示されています。
上品な桜鼠色の土台石は岡山県で産出する桜御影・万成石か?目立たない場所まで贅を凝らしています。
中島知久平邸公開記念バッジ(200円)。デザインは中島製造の陸軍の一式戦闘機「隼」か海軍の「零戦」か・・・。
中島知久平邸平面図。 赤い建屋は戦後進駐軍に接収された時に増築された「ダンスホール」(解体撤去済み)など。
中島知久平翁の簡単な年表。(粂吉・いつの長男として尾島に 1934年太田新工場 1937年鉄道大臣)
アジア最大の航空機メーカーだった中島飛行機製作所のオーナー社長に相応しい完成時の邸宅。
現在見るものとほとんど変わりがありません。ヒマラヤ杉は現在の三分の一程度の大きさ。
屋敷の西側に屋敷内神社、祭神については不明。
今回の公開は玄関・玄関広間・第一応接間・第二応接間のみ、客間や父母の部屋などは外側からガラス越しの見学、風呂場・トイレ・台所など見られずに中途半端な感じとなりました。
中島知久平邸についての詳細は ⇒ http://www.go-isesaki.com/nakajima_chikuhei.html
2014 06 24(火)記。 前橋市 後雷雨。 最高気温 26.6℃ 最低気温 19.9℃
おまけコーナー。
破壊を使命とするネコ。
http://hamusoku.com/archives/8410122.html
世界的名画に溶け込んだニャンコ。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52164860.html
ねこ動画。
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