2008 07 20(日)
秩父川瀬祭の笠鉾・屋台や神輿が秩父神社を発し、本町を通って秩父市内を巡行しながら荒川の武の鼻河原へ向かいます。
川瀬祭は子供主体の夏祭りなので、花笠を着けた曳き子たちも大勢いました。
川瀬祭の笠鉾巡行の動画もご覧下さい。
秩父川瀬祭 4.
笠鉾・山車は秩父市の荒川近かくの中村町広場に集まり、秩父神社からの神輿の到着を「秩父屋台囃子」を打ち鳴らしながら待っています。
8台の笠鉾と山車の競演ですから賑やかなこと・・・。祭り気分は最高潮!!
“夏祭り”と書いた大きな団扇を先頭に秩父神社の神官達がやって来ました。
続いて笛・太鼓の音曲を上品に奏でる宮司たち・・・。
竹駕籠に入った「御供物」の中身は秩父の各町内から奉げられた御餅です。
気温33℃の暑いなかを秩父神社の神主様も威儀を正して荒川の祭り会場へ・・・。
秩父市中村町の集合場所から荒川の河川敷へは白木造りの神輿だけが下ります。
この白木造りの神輿は総重量400kgもあるそうです。
日焼けした担ぎ勢子たちは急坂を威勢良く荒川・武の鼻河原へ・・・。
ちなみに、白木造りの神輿と云っても、やはり秩父の祭り神輿です。
神輿御社の随所に精緻な彫刻が施されています。
神輿の構造体だけが白木で壁面は見事な極彩色の透かし彫り!!
秩父駅へ真直ぐ続く道路に架かる秩父ハーブ橋の下で大勢の見物客が見守る中、気合を入れてザブザブと川水の中へ神輿は入って行きます。
案内役に従って清流・荒川の中程の浅瀬をワッセワッセと川渡御(かわとぎょ)を行います。
神輿の両側は水深が深そうです、慎重に浅瀬を選んで渡ります。
荒川の中で“秩父川瀬祭”のハイライト「神輿洗いの儀式」が執り行われます。
浅瀬に神輿を置き、神輿に向かって一斉にジャバジャバと水を浴びせ水揉みを行います。
御神輿の水浴びってところでしょうか? 一年の汚れ(悪疫や災厄など・・)を綺麗に洗い流します。
YoutubeにUPした動画で秩父川瀬祭「神輿洗いの儀式」をご覧下さい。
秩父川瀬祭 5.
荒川河川敷のに設営された川瀬斎場(斎場=野外の祭祀・儀式を行う場所)へ「神輿洗いの儀式」を終えた神輿が川から上ります。
荒川を背にした神輿の前に祭壇が設けられ、神主が祝詞の奏上と榊で御祓いの儀式。
秩父神社から担われてきた「お供物」の御餅が沢山に奉納されていました。
関係者一同が五穀豊穣と家内安全を“秩父川瀬祭”に祈念して、全ての祭り行事が無事に終了。(午後4時。)
秩父の夏祭りを代表する“秩父川瀬祭”を皆様にもお奨めします。
2008 07 28(月)記。 前橋市 最高気温29℃
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