2013 11 16(土)
前回掲載の“銭洗い弁天”近くの参道にある清水“白蛇の霊泉”で身を清め、階段を辿って磯山弁財天の本堂「磯山弁天堂」に参詣。
弁天堂に至る階段には「佐野七福神」の幟旗が並びます。
急傾斜な山肌に建つ朱塗りの舞台造りの弁天堂。
磯山弁財天は948年に近江国三上山の百足(ムカデ)退治伝説で有名な藤原秀郷(俵藤太 下野国司)が創建したと言われ、幾度かの火災焼失の後、鎌倉時代に今日ある姿の弁天堂が再建されたそうです。
この弁天堂には釘が一本も使われず、木組みだけで建てられている貴重な御堂です。
石段を登りきった弁天堂入口に置かれた「阿吽の大蛇像」(尾花英雄 作)が参詣者を迎えます。 (阿吽の狛犬の代わりでしょうか?)
御堂壁面には江戸時代の文化10年3月に片柳五郎兵衛により奉納された華麗な彩色彫刻額。
弁天堂の正面舞台からは佐野市北部一帯が見渡せ、素晴らしい景色が堪能できます。
眼下には紅葉の木々に囲まれた弁天池や淡水魚養殖池が手に取るように見えます。
磯山弁財天をお祀りしている御堂本陣と「磯山宮」の扁額。
弁天堂の内陣、中央には金箔黒漆塗り極彩色の煌びやかな仏殿形式の厨子(内に秘仏の弁財天)、左には大黒天像。
磯山弁財天は五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・芸能上達・・・諸々の霊験が新たかになる有難い神様。
今年4月21日(日)に12年に一度の磯山弁財天御開帳が行われたそうです。
お堂の裏側の岩壁を拝見します。お堂の真裏の位置に縦長の深い亀裂があり、その奥深くに男根(ストゥーパ)状の石像が安置。
弁天様は女性の神様ですから、岩の割れ目に男根石を入れて夫婦和合の象徴としているのでしょうか・・・?
磯山弁天堂から「白蛇の霊泉」に戻り、“磯山三峯神社”方向へ更に山道を登ると、幾つかのお社(やしろ)が鎮座している場所に着きます。
一番お社らしかったのは、上画像の“磯山根本神社”、由来などは不明。
岩崖の上には雷電神社と磯山三峯神社、共に石造りの小さなお社で鎮座、付近に休憩四阿(あずまや)が在ります。
足腰を鍛える散歩に最適な「磯山弁財天」、四季を通じて楽しめる景勝の地、皆様にもお奨めいたします。
2013 12 13(金)記。 前橋市 最高気温 13.5℃ 最低気温 -0.9℃
おまけコーナー。
子ネコをくわえた母ネコの無茶な木登り。
кошка котят домой несёт. хозяйка будет рада))
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