ツトムさん家の写真日記。

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第721回 越後一の寺 雲洞庵 1。「雲洞庵の土踏んだか」

2012-09-25 20:00:00 | 旅行

2012 09 17(月・敬老日)


朝から快晴の敬老の日、越後は新潟県六日町市にある名刹“雲洞庵”を参詣。
3年前ほどの大河ドラマ「天地人」で主人公の与六(直江兼続)と喜平次(上杉景勝)が幼少期に修学した寺として有名になりました。
時の流れが早いせいか、「天地人」ON AIRの頃は連日沢山の見物人でごった返した往時の面影はなく、本来の静けさを取り戻していました。

境内横の無料P場近くの拝観入口で300円支払って入山です。
最初に出会うのは朱塗り三間一戸形式の“赤門”。
 
門上部に掲げられた扁額には「海北禅林」(北にある禅の修行場)。

赤門左右に天保年間に造られた仁王像が寝ずの見張り番しています。
  
赤門の近くに赤い涎掛けを首に巻いた三地蔵尊も鎮座。

赤門の左右に吊り下げられた大草鞋(わらじ)。 びっしりと小さな絵馬と小さな草鞋。足腰健全・身体健康に御利益があります。
  


赤門から本堂へ続く約80mの敷石が雲洞庵を世に知らしめた名所。
越後一の寺として金城山雲洞庵は「雲洞庵の土踏んだか」の名句で今でも厚く信仰されています。
 
本堂への敷石の下に「法華経」が一字づつ刻字された石が埋められ、その上を踏みしめて参詣すると「罪業消滅」「万福多幸」のご利益に預かると伝承されています。

有難い敷石を踏みしめ、木立に囲まれた参道の両側に佇む石仏に手を合わせながら本堂へ・・・。
 
参道の途中左側に建つ鐘楼は雲洞庵で一番古く元禄4年の建立、梵鐘は戦時供出で昭和33年に再鋳造されました。

鐘楼の左側に見えるのが仏舎利塔。四角の箱を斜めにカットしたような超近代的デザイン。
(三角UFOが着地したような奇妙なデザイン、周囲と調和せず違和感あり)
内部は釈迦像を中心に位牌が階層状に安置される設計。
 

見ないほうが良かった仏舎利塔を後にして、再び参道に戻って本堂へ・・・。

雲洞庵の本堂。禅寺としての厳しさがヒシヒシと感じられる佇まい。

雲洞護国禅庵」の扁額が掲げられた本堂の規模は間口十四間奥行き十間半。
江戸時代の宝永四年に出雲崎の棟梁・小黒甚内たち大工衆により建立されました。 

本堂前の諸仏を拝見。 苔生したお釈迦様・観音様など木立の中に沢山拝見できます。
  

本堂脇の「庵内拝観入口」から履物を替えて入場。本堂に上がる前に湧き清水で甘露水と親しまれている「長生き水」で身を清めます。
 
この「長生き水」は約1500年前、内大臣・藤原房前公の母堂“先妣尼”がこの地(金城山麓)に移り住み発見した霊泉、多くの民人の病を癒したと伝えられています。

雲洞庵のある南魚沼地方は藤原家の荘園として栄え、金城山雲洞庵は藤原家の庇護の下、曹洞宗の尼寺として室町時代永享年間に創建されました。

尼寺として女人成仏の寺として女性の信仰を集めた雲洞庵は日本一の庵寺と云われています。


「雲洞庵の土踏んだか」「関興寺の味噌なめたか」と霊験があると昔から双璧で謳われる名刹“関興寺”。
http://blog.goo.ne.jp/ttmida/e/a414015e662ead49634e68dfe218a73c


次回は雲洞庵本堂の諸仏を拝見。

2012 09 25(火)記。     前橋市 薄       最高気温23.5℃   最低気温17.6℃


おまけコーナー。

TOKYO STATION VISION 東京駅 復原記念しCG映像投影 赤れんがに浮かぶSL



溶岩湖に生ゴミを投下したら・・・・・(エチオピアの火山)
Eruption after person falls in lava lake of volcano (test with organic waste, garbage, trash)

 
人の声に反応してポップコーンを発射する珍装置。
The Popinator

 


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