「分水おいらん道中」の行列もいよいよ佳境入り。
前回の「信濃太夫おいらん道中」に続いて、第二番目の桜太夫おいらん道中姿が見えてきた。
おいらん太夫は皆んな「ほうかん」の肩に左手を乗せていた、高下駄を履いているので、バランスを取っているのかもしれない。
続いて最後に、分水町の名を冠した「分水太夫」のご登場。
大河津分水路の堰堤道を約1000mに渡っての「おいらん道中絵巻」。
太夫の歩みに合わせて超ゆったりとしたお練りだね。
所々で「おいらん」パフォーマンスが行進に花を添えていた。
「おいらん太夫」が腰を少し落として裾さばきよろしく、高下駄を外八文字にまわして超スローに歩を進める独特な仕草が目をひいた。
相当な筋力を使いながら、涼やかな顔で演技するおいらん役は本当にご苦労様です。
絢爛豪華な太夫の分厚い衣装に一つ約700gの黒漆塗り三枚歯の高下駄。
カツラ・簪(かんざし)と衣装・高下駄などで約30Kgの重量にもなるんだ。
そのうえ1Kmのスロー行進に途中で度々のパフォーマンス!!
太夫役に公募で選ばれる女性は美貌+超体力が必須条件だね。
「おいらん道中」は大河津分水堤防の桜並木路から分水町に入って勝敬寺で一休み。
寺の地蔵堂ではお化粧直しに余念が無かった。
この後、分水町の通りを「おいらん道中」して終了となりました。
分水町・本町通りでは分水太鼓の熱演。
大太鼓に乗った酒呑童子が威勢の良い演技を披露した。
近くで撮影専門用の「染井吉野太夫」と撮った写真を載せるね。
筆者も「ほうかん」の衣装を借りて太夫とのツーショットだ。
染井吉野太夫は15cmの高下駄を履いているから、私が小さく見えるね。
間近だから、白粉化粧の匂いで太夫を身請けしたような気がして、何故かドキドキ・ルンルン気分になったよ。
本番の日までは太夫役は体育館で毎日の猛特訓だ。
15cmの高下駄での足まわしだから大変だね。
つまづいてコケた太夫なんてサマにならないからね・・・。
本当に四太夫はじめ「おいらん道中」の皆様ご苦労さまでした。
桜の満開には早かったけど、十二分に楽しませて頂きました。
分水おいらん道中は絶対のお勧めです、ぜひ見に行って下さい。
2006 04 20(木) 前橋市 のち
(おいらん道中1~3 ツトム・アーカイブ05より)
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