2013 04 01(月)
桜満開の小山城山公園の北側に位置する“天翁院”(てんのういん)を参詣。
正式には曹洞宗祇園山天翁院萬年禅寺という古刹、小山氏歴代の菩提寺として有名です。
山門はありませんが、通りに面して「曹洞宗 天翁院」と禅宗らしく「不許葷酒入山門」の石標柱が立ちます。
境内には六地蔵や親子地蔵尊など数々の石像・石碑などが春の花の下に点在・・・。
下野(栃木県)の中心地の小山地方周辺を治めた小山氏の菩提寺だけあって見所いっぱいのお寺です、
巨大な樹木は「天翁院のコウヤマキ」、樹高27m目通り3m、樹齢は約400年以上と伝えられ、国の天然記念物に指定されています。
参道の片隅には「千手観音堂」。 心願すれば金色に輝く千手観世音菩薩が諸煩悩から救ってくれます。
大樹の木立の中に清楚な姿を見せるのが天翁院本堂。
端正で美しい本堂とそれに続く庫裏も全て白木造り、近年の建築なのでしょう。
天翁院は保元元年年(1156年)の創建、小山政光公が開基し、1472年に中興の祖・小山高朝公が小山城北面の備えとして現在の地に移した禅寺。
江戸時代の文化5年(1808年)に野火により重厚を極めた諸堂伽藍が焼失したそうです。
境内から続く墓地では木蓮(モクレン)や桜が今を盛りと咲き乱れ、春爛漫の風情・・・。
墓地の最奥に静かに佇む“小山家累代の墓”。苔生した古い墓石も整然と並び奥ゆかしさが偲ばれます。
中央の一段高い場所に立つのが小山政光公の廟墓。右に政光公の顕彰碑。 小山義政公と妻子の墓。
由緒ある小山氏一族の菩提寺天翁院を訪ね、鎌倉~江戸時代の小山氏興亡を偲んだ春の一日でした。
2013 04 23(火)記。 前橋市 最高気温 17.4℃ 最低気温 3.1℃
おまけコーナー。
ロウソクの火に全力で立ち向かう少女。
Kaylee Blowing out the Candle.
初めて列車に乗る幼女の無邪気な表情が可愛い!
Madeline + Train = Sheer Delight
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