2008 02 11(月)
祝日の2月11日に農村の田畑に関する風変わりなお祭りが行われました。
場所は群馬県前橋市との境に位置する玉村町樋越412番地。
そこの樋越神明宮で開催されるお祭りが“樋越神明宮・春鍬祭”(ひごししんめいぐう・はるくわさい)。
樋越神明宮には既に大勢の見物客が“春鍬祭”余興のお神楽を楽しんでいました。
春鍬祭開始までの場つなぎでヒョットコなどの面白い神楽を見物。
樋越神明宮の境内には数台のTVカメラまで設置されていました。
“樋越神明宮・春鍬祭”って結構、有名な祭りなのかも・・・。
露店の大判焼(百円)など食べながら春鍬祭り行列の到着を待ちます。
樋越神明宮拝殿に掲げられた額に「国指定重要無形文化財・春鍬祭」と記してあります。 利根川近くで田圃中の鄙びた神社のお祭りが国指定の無形民俗重文とは珍しや・・・。(平成14年2月12日重文指定。)
境内では紅梅がチラホラと花を咲かせ、春の訪れを感じさせていました。
程なく(2時40分頃)、各地区の禰宜宿から原森公民館に集まった神官、禰宜、神社総代、鍬持ち達が行列を組んで樋越神明宮へ到着。
この“樋越神明宮・春鍬祭”に参加するのは、玉村町樋越地区と隣接の原組・森下組・上樋越組・中樋越上組・中樋越下組・藤川組の六組です。
原組は大きな鏡餅を二人で吊り下げて登場。
春鍬祭に使う様々な御餅を当日の朝までに各禰宜宿で臼でついて用意するそうです。
禰宜(ねぎ)になった家では大変な苦労があると言います。
続々と各組の烏帽子(えぼし)と白張(しらはり)装束を着用した鍬持ちが到着します。
担いで来た桶には玉村町の中樋越組・中樋越上組・藤川組などの文字が・・・・。
昔懐かしい唐草模様の大風呂敷に鏡餅を包み、背負って樋越神明宮へ入る組もあります。
午後3時に六組の鍬持ちが拝殿にぬかずくと、厳かに神主の祝詞が奏上され、いよいよ“春鍬祭”の開祭となります。
因みに樋越神明宮の祭神は天照と豊受大御神の二神。神明とは天照大神の別称との事です。
樋越神明宮は古く、長寛年間(1163~65年)の創建とか・・。
この“樋越神明宮・春鍬祭”は江戸時代の寛政10年(1798年)には既に行われていた記録がある古くから伝わる祭と云われ、その年の蚕や稲の豊作を予祝して行う田遊び神事です。
祝詞奏上の後、玉村町長の貫井氏や県会議員・井田氏など地元有力者の拝礼に引き続いて、樋越神明宮拝殿から鍬持ち達が御祓いを受けた餅の付いた鍬(枝)を配ります。(鍬神信仰。)
鍬の柄の役をする木枝は昔は榊でしたが、今は樫の枝を使っています。
細い枝に付いた丸餅は鍬の刃の役、鍬の太柄に付いた長方形の切り餅は砥石を現しているそうです。
注連縄(しめなわ)で四角く仕切られ、田圃に見立てられた地面の周囲では、鍬持ちや作頭達が「水はまだか~、水を早くよこせ~」と水を要求し始め、“春鍬祭”の祭典本番となります。(午後3時30分)
「水が無いと田作りが出来ないよ~」とか云って・・・水の催促ですね。
役員が急いで一升瓶の水を配って廻ります。 勿論、水とは御神酒(日本酒)の事です。
しこたま水を呑んでから、注連縄の内側で春鍬祭本番の“クロ塗り(畔塗り・田圃の壁面を湿った土で塗り固める農作業)”が開始されました。
ユーモラスな仕草で神社拝殿前の地面に餅の付いた樫枝の鍬で農作業の開始です。
何度も水を要求しながら、畔や水路など田起しの真似を軽妙なフリで進めました。
「モグラの穴ふさぎ」や「畔のゴミ掃除」など水で酔いながらの熱演!!
クロ塗りは上から下へ、下から上へ・・と昔の田作りの所作を白張衣の鍬持ち人が水を呑んでふらつきながら見せ場を作ってゆきます。
クロ塗りの後はシロかき(代掻き・水を張った田を平らにする作業)でしょうか?
人手と手間をかけた昔の農作業の所作が続きます・・・。
一通りクロ塗り作業が終わると、拝殿に立った禰宜が御幣と扇子を高く掲げ「春鍬ヨ~シ」と豊作を神に呼びかける奉唱が3回行われます。
境内の鍬持ち・氏子達は「いつも、いつも、百世(ももよ)ヨ~シ」と唱和し、最後に一斉に餅付き鍬を頭上に投げ上げました。(”春鍬祭”の終了。午後4時頃。)
この鍬を拾って、家の神棚か床の間に飾るとその年は養蚕の出来が良くなると云われます。
餅付き鍬の放擲のあと、参詣者には社殿から切り餅とミカンの撒与がありました。
写真撮影を中止し、餅拾いに熱中しました。妻と二人で四餅GETS!!
この切り餅(御守餅)に稲穂が入っていると、拾った人は農作物が豊作になると云い伝えられています。
超縁起物の餅付き鍬を頂戴して喜ぶ筆者!! 早く家に帰って水を呑んで酔っぱらを~ッと!
大変面白いお祭りです、水(御神酒)を求めて呑んでからの田圃作業のユニークな仕草など、国の重要無形文化財に指定されるだけの事はある伝統神事です。
読者の皆様もぜひ玉村町に行き、”春鍬祭”をご覧になって下さい。
2008 02 13(水)記。 前橋市 最高気温3.6℃。 猛寒。
鳩山邦夫法務大臣には法の番人としての資格は全く無し!!
自民党の鳩山法相は志布志事件について、検察幹部会議で「志布志事件は冤罪では無い。」と断言。 (志布志事件はここクリック。)
鹿児島県警の意図的なでっち上げで、江戸時代もどきの“踏み字”まで強要し被害者に多大な被害を作為的に起こした典型的冤罪の志布志事件を“冤罪”と言わず、邦夫は警察・検察当局にオモネルだけの最低な法務大臣と言えます。
自民党ってのはこんな程度の低い輩(ヤカラ)ばかり生息している最低集団なのでしょうね。
邦夫なんて昔の鳩山一郎が総理大臣を少ししただけで有名になったオコボレ七光り政治屋。
庶民の一般常識には程遠い大資産家なのです。だから庶民感覚も常識もゼロにひとしい政治屋!!
法の最高番人として会議では警察・検察を厳しく諌めるのが当然の責務です。
それさえ放棄した鳩山邦夫は法相を即刻辞任すべきです。
邦夫は官房長官に「子供じゃないんだから・・。」と呆れられるザマです。
たびたびバカ放言を繰り返す鳩山邦夫に厳重注意もしないで任命している福田総理も国民に責任を果たさない無能官吏としか言いようが無いですね。
もっとも、いつも他人ごとのようなオトボケ腹話術的発言しかしない福田康夫も総理の器とは思いませんが・・・。
国民の基本的人権と生活を守るためには、国民をバカにしている自民党には決して投票しないことが一番大切な事と思います。
もし貴方が明日にでも冤罪事件に巻き込まれたくないなら・・・・。
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