2011 06 18(土)
高速道路土・日・祝日1000円の期限が明日(6月19日)で終了する前に、北関東・東北・日光自動車道を乗り継いで日光は中禅寺湖畔に建つ名刹・中禅寺へドライブです。
あいにく、曇り時々小雨の中、濃霧に煙るいろは坂を慎重に登って中禅寺湖に立つ二荒山神社の大鳥居に到着。
この信号をひだりに曲がるほど無く朱塗りの中禅寺山門が視界に飛び込んできます。
山門と塀の沿って道なりに進むと直ぐ右側ある中禅寺歌ヶ浜の無料P場に車を停め、中禅寺境内の見学参詣に・・・。
中禅寺山門正面に立つのは阿吽の仁王像二体。 山門裏側には風神・雷神像。(埃まみれが残念!)
山門を通り抜けると右手に大きな鐘楼。 左の木立ちの中には一口飲めば長寿を叶えてくれる延命水や石仏・石塔など。
境内を本堂に向かって進むと大木の根元に見事なコブが・・・“身代わり瘤”(こぶ)。説明では「皆様の病気の身代わりになって出来た瘤」とのこと。 じっと見ていると悪病の怨念が感じられなくはありません。
本堂近くの石地蔵とオンボロな石碑。
石地蔵は江戸時代初期の作と伝えられる“宝珠地蔵”、両手に宝珠を抱いた姿から商売繁盛・金銭融通の仏様として信仰されているそうです。
石地蔵の隣に立つ石碑は江戸中期の豪商・紀伊国屋文左衛門の句碑で「紀文句碑」と呼ばれています。
碑文には「夏の夜や 蚊につつかれて 月を見る」、句碑表面は風化が激しくて判読できません。
中禅寺の本堂(左)と大黒堂(奥正面)。左の一段と高い場所に建つのは五大堂(金剛閣)。
中禅寺は日光開山の勝道上人により、784年に創建された日光輪王寺の別院。
本堂の名称は「立木大悲閣」ですが通称・立木観音堂呼ばれ本尊の立木観音が昔から善男善女に信仰されています。
素朴ですが素晴らしい千手観音像(十一面観音 高さ5m、国指定重要文化財)。日光輪王寺やその別院の中禅寺を開創した勝道上人による一刀三礼をもって立木(桂材)に彫ったと伝承される観音像。
技巧を超越した美しさに威徳を感じ、立木観音様は必見に価します。
明治35年の男体山の山津波で中禅寺湖に流されましたが、奇跡的に浮かび上がり再び祀られた事から、災害や苦難を乗り越える観音として尊崇されています。
正面に向かって左は広目天、右には持国天が千手観音を御守りしていました。
立木堂内部には諸仏が沢山立並び荘厳な雰囲気が感じられました。
境内の片隅に建つのは愛染明王をお祀りする“愛染堂”。
愛染明王は愛と縁結びの仏様。 婚活最中の方々にぜひお奨めいたします。
境内や寺務所で拝見した絵馬や御守りなど・・・謹んでご覧下さい。
見所いっぱいの日光中禅寺、電力不足の今夏の暑気払いに標高1200超の中禅寺湖畔で遊んでみませんか。
次回は中禅寺五大堂と大黒堂で行われた「中禅寺観音講大法会」編。
2011 06 21(火)記。 前橋市 最高気温33.9℃ 暑い~!!
おまけコーナー。
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