2017 01 09(月・成人の日)
前橋市の正月を華やかに彩る風物詩“前橋初市まつり”、前橋藩初代藩主・酒井氏重田忠公の御代の元和3年に創められた生糸・織物や生活用品などを商う“六斎市”が起源とされ、毎年1月9日に前橋市本町通りで盛大に開催される恒例の冬の縁起物市。
現在の前橋初市まつりは六斎市の頃とは異なり、群馬産の達磨(だるま)や招き猫・熊手・繭玉(まゆだま)などがメインの縁起物を商うダルマ市になりました。
前橋初市(ダルマ市)の市神様が祀られている前橋八幡宮。薄曇りですが温暖な日和で早朝から参拝者で賑わっています。
前橋初市まつりが開催される本町通りから100mの近距離なので、先ずは八幡宮に参拝してから初市へ・・・。
前橋八幡宮拝殿で読者様の健勝を祈念します。
前橋八幡宮の奉納名額。 今年の干支は酉、酉年の絵馬はヒヨコ付きのカラフルな鶏鳥絵馬。
六斎市から数えて400年の歴史を刻む“前橋初市まつり”。
前年の達磨や縁起物を盛大に浄火する“お焚き上げ“が朝10時から“前橋八幡宮公園”で行われます。
木遣り唄で邪気を払う威勢の良い鳶(とび)職人。 商売の神様・市神様が乗る華麗な神輿もお焚き上げを見守ります。
八幡宮公園に鳴り響く勇壮な太鼓の音がお焚き上げの開始を告げます。
前橋初市まつり関係者の挨拶と宮司神職の祈祷・御祓いが行われた後・・・。
積み上げられた大きなダルマに一斉に点火。
景気よく燃え上がるダルマお焚き上げ。・・・日本経済も上昇しますように。
前橋初市 ダルマお焚き上げ (八幡宮公園) 平29年
午後にも同じダルマのお焚き上げが開催されます。(儀式は無く、焼くだけ)
お焚き上げ終了後、前橋八幡宮から出発した市神様渡御行列は前橋市中心部の商店街を廻り、本町通りの東和銀行本店前の祭り広場に設置された仮宮へ・・・。
前橋市中心部の商店街に向かう渡御行列。
神職・楽人と天狗様に続いて商売の神・市神様のお神輿が練り歩きます。
「ちょいと出ました三角野郎が~~」のセリフがユニークな上州(群馬県)民謡の八木節も賑やかに参加、
前橋初市 市神様神輿渡御 (前橋プラザ元気21の坂道) 平29年
八幡宮公園で午後2時から行われた「刀剣鍛錬 打ち初め式」、刀匠の打ち初めに先立ち前橋市長の山本 龍と商工会議所会頭・曽我孝之が鉄槌を打ち下ろします。
前橋初市 刀剣鍛錬打ち初め式 前橋市長・山本 龍 平29年
上州三刀匠による「刀剣鍛錬 打ち初め式」の開始。
笙篳篥(しょうひちりき)で雅楽演奏の奉納。 刀匠から刀剣鍛錬の解り易い説明があります。
トンテンカンとリズム正しく打ち下ろされる重い鉄鎚。 トンチンカンは狙いを外したときの音から由来するそうです。
鍛えられる玉鋼(たまはがね 原料・砂鉄)の温度は700~1300℃の高温。
前橋初市 刀剣鍛錬打ち初め式(八幡宮) 平29年
抽選で選出された一般人が5名、刀剣打ち初め式に参加、重い鎚なので簡単には灼熱の玉鋼(たまはがね)に打ち下ろせません・・・。
前橋初市 刀剣鍛錬打ち初め式 招待者の部 (八幡宮) 平29年
前橋市本町通りで開催された前橋初市(ダルマ市)を見物。だるまを買うときに値切れば値切るほどダルマに福運が宿るとか・・・。
今年の干支酉にちなんだ鳥をモチーフにした縁起物も人気でした。
福ダルマ姿の売り子さんも人気です。 露店の数が600店、日本一の規模を誇る前橋初市まつりで楽しんだ1月9日でした。
2006年の前橋だるま市もご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/ttmida/e/08f61e460f37ed0c23821da81f8896bb
2017 01 12(木)記。 前橋市 最高気温 9.9℃ 最低気温 -1.5℃
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