ツトムさん家の写真日記。

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第1073回 中之条町 大岩不動尊 霧降の滝 。

2017-10-13 12:00:00 | 旅行

2017 09 03(日)


群馬県中之条町の山間部に鎮座する“大岩不動尊”を参詣。 (無料P場有り)
場所は群馬県中之条町上沢渡(大岩)3315-1.
日本ロマンチック街道」(県道55号線)から望む岩山(大岩)の下部にある大岩不動堂を目指します。


県道55号線沿いには「大岩不動尊」に赤鳥居や石碑などが建てられています。
不動尊なのに赤鳥居とは?・・・・・ここでは神仏習合なのでしょう。

右下の石碑の横の小路を登って大岩不動尊が祀られている大岩不動堂に歩いて向かいます。
赤鳥居の脇には「大岩不動堂まで徒歩30分」の案内標識有り。


鬱蒼と生い茂る樹林の中、不動沢の渓流沿いを徒歩で5分上ると木々の間の小高い場所に大きな墓石碑
関肥後守清忠之墓」と彫り込まれています。とか肥後守とかの名前から刀鍛冶の墓かと思いましたが、
関家は四万温泉・沢渡温泉など含むこの地一帯を治めていた名主豪族で、その末裔が四万温泉の「積善館」を経営しているらしい・・・。
  

この先は細い上り坂が延々と続くので、体力保存のため駐車場に戻って車で上ることにしました。
酷い悪路の連続、ジープならぬプリウスでは車の底を擦ること数回、車を酷使しながら大岩不動堂へ・・・。

途中で見物した「大岩の三叉杉」。一本は昭和34年の伊勢湾台風で折れてしまい、現在は2ヶ所ステンレス帯で補強している2本の幹のみ。
樹齢は700年超の古木ですが、樹高55mを誇る大杉で存在感たっぷりな天然記念物。 (環境省値では樹高40m、幹周7.7m)
  
「大岩の三叉杉」の下に建つのは「罔象女命 烏瑟沙摩明王」を祀る御社。
罔象女命(ミヅハノメ)は水を司る女神様、烏瑟沙摩明王(ウスサマミョウオウ)は火に関する神様。
火と水の神様が同居の御社ですから、要するに「マッチ ポンプ」の元祖みたいな事でしょうか?



悪路を車で踏破して辿り着いた大岩不動堂、余程の健脚でないと赤鳥居から30分では到着出来ませんのでご注意を・・・。

大岩の絶壁下に建つ大岩不動尊本堂、苔むした急石段は要注意! 石段横の手水盤に注ぐ清水は清冽な美味!! お奨めします。
 

覆いかぶさる絶壁の下に建つ大岩不動尊本殿
山岳信仰の聖地にして日本三大不動尊の一つにも数えられていると地元では言います。 


思っていた以上に立派な不動堂で驚きました。


辺鄙な山奥に建つ不動堂とは思えないような凝った造作の透かし彫りの向拝彫刻、思わず見惚れてしまいます。




本堂とは渡り廊下でつながる高床式の御堂、名前は不明。




社殿近くの絶壁下に点在する石塔・石碑・石仏。 墓石なのか供養塔なのかも・・・。
 

大岩不動尊の社殿裏の薄暗い岩陰に自生する「大岩ヒカリゴケ」。
緑金色に妖しく光る「大岩ヒカリゴケ」は昭和63年(1988年)に天然記念物指定。


絶壁下の大岩不動堂を後にして「霧降の滝」見物へ・・・。


「霧降の滝 これより八十メートル」の標識から徒歩3分程で木々の間から「霧降の滝」がチラチラと見えてきます。
 

断崖絶壁を流れ落ちる“霧降の滝”。 水流が細かく砕け飛沫霧状になり降り落ちる落差25mの風情ある滝。
霧になってしまうので水流の落下で造られる滝壺などは在りません。霧によるマイナスイオンでリフレッシュです。
 
霧降の滝」は不動尊信仰の滝行修業が行われ古来から尊ばれている神秘的な霊場です。

全行程は運動靴でOK。

中之条町 大岩不動尊
http://www.guntabi.com/nakanojyou/ooiwa.html


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