2008 04 06(日)
夕食後はノンビリと丸山公園から夜桜見物を兼ねて高台寺へ散歩です。
お寺の土塀が続く高台寺への「ねねの道」も沢山の見物人が歩いて行きます。
「ねねの道」に張り出した桜の見事なこと・・・。
高台寺への「ねねの道」の辻角に京都らしい風情あるお地蔵様と桜のコラボがありました。
大きな桜の樹の下に佇む地蔵尊も春の宵を楽しんでいるようです。
緩やかな石段を上がると高台寺の小さな山門。人が多くて静かな風景は撮れませんが・・・。
山門を抜けて長い参道を行きますと高台寺の立派な庫裏(くり)が正面に・・・。
高台寺は豊臣秀吉の夫人・北政所(通称・ねね。 出家名は高台院湖月尼)が晩年を過ごしたお寺で、ねねの寺と愛称で呼ばれています。
正式名は臨済宗建仁寺派鷲峰山高台寿聖禅寺。秀吉の菩提を弔う寺院。
1606年(慶長11年)開創した寺、徳川」家康が庇護し財政面で援助しました。
庫裏の横を迂回して入場受付で拝観料(600円)を払い、更に進むと墓所の中に桜樹が満開の花を咲かせてお出迎えです。 人の波の多さで幽霊もビックリしている事でしょう・・・。
歩を進める途中で小洒落た茶室の遺芳庵が暗闇に浮かび上がっていました。
高台寺を代表する茶室の遺芳庵は吉野太夫が好んで茶を点てたと云われています。
こんな茶室で美女とお茶を飲めたらな~~って思ったり・・・。
拝観客は高台寺の方丈に裏側から入ります。
方丈の前庭は様々な色のライトで照明されていました。
高台寺方丈への正式な門・勅使門。桜の枝垂れる姿に古風な門が良く似合いますね。
高台寺一番の大きな枝垂れ桜。 丸いスポットライトが当てられて円形脱毛症みたいです。
時々スポットライトが色を変化させながら照らしていました。
折角の薄紅色の枝垂桜が青い色になったりしてヤリ過ぎの感もありますね。
高台寺の枯山水の庭には良く観ると枝垂桜は二本有りました。
方丈から眺めた時は一本のように見えましたが、見る角度で変わりますね。
高台寺方丈前の見事な枝垂桜を堪能した後、開山堂から霊屋(おたまや)へ・・・。
高台寺の園内は全てカメラの三脚が禁止されています。手ブレ補正があっても暗い景色の手持ち撮影ではブレてしまいます。
秀吉とねねを祀る「霊屋」も人で大混雑!!
霊屋の暗い内、なんとか秀吉とねね様の撮影に成功です。
撮った後に撮影禁止だったと判りました。(ごめんなさい!)
左右に遠く分かれての木像。右・秀吉、左・ねね様。古色蒼然の像ですが戦国時代の波乱万丈な生涯を静かに物語っております。
正面の黒い箱はお二方の位牌の厨子でしょうか・・・。
混雑する霊屋から押し出されるように正面の急な石段を下りました。
少し歩いて上った場所にある傘亭(正式名・安閑窟)は千利休考案になる茶室で、重要文化財に指定されています。 渡り廊下(土間廊下)で繋がった隣には時雨亭。
時雨亭も同じく重文指定の茶室建築物。
ねねの寺・高台寺は東山の中腹に位置してますから京都の街が一望出来ます。
古都の夜空に浮かぶ巨大ローソクは京都のランドマーク・京都タワーか・・・。
2008 04 26(土)記。 前橋市 のち小 最高気温13℃ 寒~
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