2009 01 20(火)
貴船神社の本社での参拝を済ませ、更に上手に鎮座する奥宮へ・・・。
貴船川で初夏から開かれる川床の料亭が立並ぶ貴船街道を遡ります。
貴船神社奥社への参道は雪が積もり、厳寒の貴船の杜の風情満点でした。
真っ白な参道上に突如として現れた朱塗りの楼門。
楼門横の石碑には「史跡・貴布祢神社」と彫られていました。
貴布祢・気生根・木生嶺・黄船・貴舩・貴船・・・いろいろなキフネがありますね。
楼門を入ると雪一面の広い境内。 日中と云えどもお参りする人が誰もいません。
雪の境内を本殿に続く一筋の道の左手に小さな社(やしろ)と二又の杉。
説明文には“連理の杉”と言い、別々の杉と楓が和合した珍しい木とありました。
連理は夫婦・男女が仲睦まじい姿を言います。この“連理の杉”は貴船神社奥宮の御神木になっています。
貴船神社奥宮本殿の直前に雪で取囲まれた寒々しい姿の舞殿が建っていました。
真冬ですから訪れる人も無いのでしょう、木立に囲まれてひっそりと・・・。
舞殿の真後ろに貴船神社奥宮の本殿がありました。
斜め格子戸の直ぐ向うが本殿ですから、拝殿は見当たりません。
普通の神社は正面が拝殿、その奥に本殿がありますから。珍しい形式です。
御祭神は貴船神社本社と同じく水を司る高龗神(たかおかみのかみ)。
白木造りの小ざっぱりとした本殿。 両開き扉の前に立てられた金の御幣がキラキラと輝いていました。
貴船神社奥宮本殿を斜めから拝観した写真です。 有名な割には意外と小さな御社でした。
本殿の横に小判型の石積みが見受けられました。
立て札には「船形石(ふながたいわ) 神武天皇の母神様・玉依姫が大阪湾より、水源を求めて黄色の船(黄船)で鴨川を遡り、上流の貴船川のこの地に到った。 乗って来た黄船を人目に触れぬように石で囲んでここに隠した」と記されていました。
この黄色い船・黄船が貴船の語源かも・・・・?
石囲みの船形石の周りには小さな御社が幾つか建てられています。
玉依姫の御霊と黄船をお祭しているのでしょう・・・。
貴船神社奥宮の参拝も済ませ、玉依姫が求めた水源(貴船川)を見物。
現在は浅くて小さな清流ですが、玉依姫の黄船の船体規模から推し量ると古代は相当な水量があったと思われます。
ここまで来ると貴船川の狭い河原も白一色の雪景色です。
誰も居ない貴船神社奥宮の参拝をして清らかな気持ちで次なる観光地へ・・・。
(貴船神社中社と呼ばれる結社は時間の都合でカットしました。)
次回は“鞍馬寺”と八坂の料亭“中村楼”の巻。
2009 02 10(火) 前橋市 最高気温14℃
車を水槽に・・・。(バンコックのショッピングセンター)
http://www.metacafe.com/watch/938944/car_aquarium/
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