2017 09 03(日)
“野反湖”(のぞりこ)。
群馬県北西部の奥地に位置する野反湖は天空の湖と呼ばれる美しい地、特に初夏にノゾリキスゲが咲く頃は天下の絶景と云われます。
今回は9月初旬なので湖畔一面に花が咲く景色は見物出来ませんが、天気良好の野反湖をご案内。
中之条町から沢渡温泉・暮坂峠を経て花敷温泉付近から国道405号線を北上し野反湖へ・・・。
国道405号線の最高部の野反峠(富士見峠 標高1561m)に到着(12時45分)、展望の効く広い無料P場があり便利です。
野反峠は雨水が日本海側と太平洋側とに分れる分水嶺になっています。
後方の山は八間山(はちけんざん 1035m)、天候さえ良ければ軽装で登れます(山頂まで90分)。
野反峠駐車場の片隅に建てられた「野反自然休養林 吾妻森林管理署・中之条町」の重量感ある石碑。
周囲の山々と一体化した野反湖の素晴らしい景観!! (野反湖の標高は1513m)
言葉を失うほどの圧倒的清涼感!! まさに天空の湖。 一生に一度は見ておきたい絶景。
野反峠から遠望した野反湖の北端、最奥部に微かに見えるのはダムの堰堤(えんてい)。 野反湖は群馬県ですが、この水は信濃川を経て日本海へ入ります。
野反峠から野反湖と周囲の山々の景色を充分に堪能した後、駐車場の奥に建つ休憩小屋へ・・・。
野反峠(富士見峠)の駐車場奥に建てられた売店兼食堂の「野反峠休憩舎」。(コンクリ建物なのに休憩舎とは昔風な名称ですね・・・今ならレストハウスかな・・・)。
山菜ソバを食べながら地元名産品を品定め。 左から、清酒・野反湖 米焼酎・六合の郷 浅間山サイダー 湯あがり堂サイダー(堂が余計と思いますが?)。
野反峠休憩舎の横からは上信県境の浅間山から秩父・山梨方面の山が一望!!
ここ野反峠は「関東の富士見100景」に認定。 快晴時にはここから富士山が望めます。(下画像の右下)
少し雲が出てきましたが、遠くの山々まで見渡せました。
中央の浅間隠山の左に微かに富士山が見えるかも・・・。 右端の浅間山山頂部は雲で覆われています。
野反峠を後にして国道405号線を野反湖を左に見ながらダム方面に下ります。
ダム間近な高台にある展望台と名付けられた場所へ・・・。
展望台からの波一つない穏やかな野反湖の景色。
展望台の最奥からは真下に野反ダムが見下ろせます。
岩石を積み上げたロックフィル形式で造られた野反ダムの堰堤。 ダムの下から少量の湖水が放出されていました・・・日本海へ注ぎます。(13時50分頃)
長野県南佐久郡の南相木ダム完成(平17年 標高1532m)までは野反ダム(標高1517m)が日本一標高の高いダムでした。
ほぼ満水の野反湖、のんびりと釣り糸を垂れる人、冷たい湖水ですから魚が沢山いるのでしょうか?
高冷地のため湖水が非常に冷たく、遊泳禁止! 散歩者・釣り人の転落には充分なご注意を・・・。
野反ダムの堰堤を通過すると直ぐに野反湖キャンプ場に到着。
野反湖キャンプ場へは車通行止めの道を徒歩で上がります。
立派なビジターセンター(レスタラン兼管理棟)も備えた本格的なキャンプ場。
野反湖の北西部の広大なエリアにある野反湖キャンプ場、賑わう夏場には警察の臨時派出署(画像の右端の小屋)も出来るとのこと。
正面の大きな建物はバーベキューなどに使用する炊事場かも・・・。
ビジターセンターで食材など用意でき、手ぶらでバーベキューが楽しめます。
緑に囲まれた敷地内には数多くの可愛いバンガローが点在し、ひと夏の思い出に遊びに来ては如何でしょうか。
咲く花を探しましたが、夏から秋への端境期なので咲いている花は極めて少ない野反湖湖畔。
可憐な花を咲かせていたのはツリガネニンジン。
野反湖からの帰途、国道405号線の白砂大橋から眺めた白砂渓谷(ダム湖)。湖畔の絶壁が素晴らしい!(14時30分頃)
奥に見えるのは矢倉発電所(重量式コンクリートダム)のダムサイト(標高998m)、右のパラボラアンテナを使い、湖水管理は遠隔操作するそうです。
白砂大橋の反対側は深い渓谷が続きます・・・・・白砂渓谷が全て真赤に燃える紅葉の名所です。
天空の湖と呼ばれる野反湖、一度は訪れる価値がある絶景の地、初夏から紅葉の時期をお奨めします。
2017 10 25(水)記。 前橋市 時々 小 最高気温 15.5℃ 最低気温 11.0℃ 今秋は寒い日が多い。
おまけコーナー。
ハサミが無い時の10円玉開封技。(10円硬貨が一番切れるらしい)
スリル満点以上のジェットボート川下り!!
Shotover Jet - 'The World's Most Exciting Jet Boat Ride' (90sec)
ディズニーに行けない娘をお手製ジェットコースターで楽しませる優しいパパ 。
これは、VRです。 お手製ジェットコースター。