2011 04 17(日)
桜を追い求めて群馬県渋川市のJR上越線敷島駅近くにある曹洞宗の古刹・福増寺へ・・・。
石畳が敷かれた山門に至る参道沿いには樹齢100年以上のソメイヨシノ桜の古木(通称・山門の桜)が立並んでいます。
山中にしては真に立派な山門・・・勿論、入口の左右には朱塗りの仁王像が立ち番です。
山門から本堂への間の右に大きなカヤの木が真直ぐに立っていました。
樹高30m、目通り2.6m、樹齢250年余と言われる「福増寺 数珠つなぎのカヤ」。
カヤの巨木の後ろ側の小高い石組みの上の座っていた青銅の仏像は「三体金剛佛」、西国・坂東・秩父の百札所を現し、こちらを参詣すれば百札所を巡礼したのと同じ功徳があると云われてます。
縁起の良い寺名の長寿山福増寺の本堂をお参りします。
本堂内陣左脇に「東日本大震災義援金のお願い」の看板も置かれていました。
本堂の建屋も内部も地震の被害は全く無かったようで、これも仏様のご加護かも・・・。
本堂正面に安置されていたのは本尊の釈迦如来像。 頭上を見上げると、一面びっしりと素晴らしい天井画が拝見できます。
本裏側に廻ると80数個の石を配した石組禅庭の「非思量庭」、海・山・岩に見立てた枯山水の庭が見られます。
京都の庭師・北山安夫さんが監修した名園。(日差しの関係で海の部分が陰りました。)
本堂に続く庫裏の前が「まんまる月のお庭 埋憂庭」と名付けられた広い庭園があります。
名前から察するに、この庭を見て「日頃の悩みや憂さを捨てなさい」ってことですか・・・。
枯山水に池を配した洒落た庭園。 周囲には桜や桃が一斉に開花して華やいだ景色です。
山門と鐘楼の間に咲く桜は見事な枝ぶり! 樹高25m以上はあります。
「埋憂庭」の片隅には丸くくり抜いた「円月相」と云う石のオブジェ、名山・赤城山の昇る月をイメージしているそうです。
鐘楼の梵鐘(洪鐘)は戦時中に瀬戸内海で謎の爆沈した戦艦・陸奥の部材で鋳造した鐘とか・・・鎮魂の鐘です。
「埋憂庭」を取り囲むようにソメイヨシノの大木が満開の花を咲かせています。
駐車場から望む境内にはソメイヨシノやヤマザクラなど咲き乱れていました。
赤と白が混ざって咲いているのはシダレ桃でしょうか・・・。
寒冷地の群馬県北部に位置しますから、桜も桃も同時に開花していました。
樹齢100年以上の桜樹が其処かしこに咲いて春爛漫の様相です。
今年は「東日本大震災」と「電力節約」の為、夜のライトアップは中止していたそうですが、この日(17日)の夜は夜桜を楽しんで貰うために行うそうです。
次回は「福増寺夜桜」編。
2011 04 29(金・昭和の日) 前橋市 最高気温20.0℃
おまけコーナー。
人が流される~! 東日本大震災津波動画 2011/3/11 tsunami
過去100年間に発生した世界の大地震。⇒ ここクリック。