2010 02 27(土)
27日は昨夜までの天気予報で「終日雨模様」と言っていたのとは裏腹に朝から快晴!!(最近の天気予報は当たりませんね。)
暇つぶしに近場の“ひな祭り”見物に前橋市の直ぐ南に位置し、江戸時代の五街道の一つであった中山道の宿場町として栄えた新町へ・・・。
新町商店街の中央にある広場“行在所公園”にはひな祭りのイベント売店のテントが張られ、晴天のもと見物客や地元の人達が三々五々訪れていました。
ブランチ宜しく、小腹満たしに表面全体に甘味噌を塗った上州名物“焼きまんじゅう”(150円)と新町商工会のご婦人たちお薦めの“甘酒”(100円)を円錐屋根の休憩所で頂きます。
(今年の2月28日と3月3日は甘酒の無料サービスデーとか。)
口の周りにべた着いた焼きまんじゅうの甘味噌を舌先で舐めながら、行在所公園に隣接する“新町行在所”へ・・・。 (行在所 ⇒ あんざいしょ)
新町ひな祭りのメイン会場の一つにもなっている“新町行在所”は明治11年の秋に北陸・東海地方を巡幸した明治天皇が新町で宿泊した建物・施設とか。
旧中山道に面した木造瓦葺平屋の建物です。
南向きの日当たりの良い主座敷には緋毛氈に並べられた沢山の雛人形たちが日向ぼっこ。
主に七段飾りの雛人形が見易い様に、濡れ縁廊下に沿ってL字形に配置されていました。
かなり時代物の御殿雛も春の陽を浴びて晴れやかそうに・・・。
七段飾りの最上部には風格ある内裏雛、お姫雛や三人官女たちが丸顔ですから近年のものかも知れませんね。
古い由緒ある行在所の家屋に春を告げる雛人形は良く似合います。
艶やかな雛人形は、何故か見る人の心を和ませて・・・。
可愛らしい木目込み作りの雛人形。
見る人の気持ちが純真な幼子に戻ったりして・・・。
ひな人形見物の若い気分とは裏腹に、近頃の体力は「おまえ百まで、わしゃ九十九まで、共に白髪が生えるまで・・・」てな具合で、最近は長寿を寿ぐ高砂人形が気になったりします。
(蛇足ですが、翁たちが手にしている箒と熊手の由来は、百・・ひゃく・・はく・・箒 九十九まで・・くまで・・熊手。)
新町ひな祭り会場や行在所の雛人形などを見て歩いて丁度正午過ぎ。
昼食を食べにJR新町駅前通りにある喫茶店「トムソン」に入店しました。
この喫茶店“トムソン”の店内にも内裏雛が飾られていました。
レジ横の狭い通路に飾られた立派な内裏雛、店主の話では、今年の「新町ひな祭り」に展示されている雛人形では一番古いお雛様とのこと。
作られたのは明治時代の中期らしく、扇と杓が無く衣装も退色気味ですが、全体の保存状態は大むね良好で、この内裏雛が今年の「新町ひな祭り」ポスターを飾っています。
風格ある優雅な顔立ちの内裏雛を眺めながら喫茶店トムソンでスパゲティーセットなどで昼食を・・・。
“新町ひな祭り”は「新町まちづくり塾」が主催して今年で4回目、今年は2月7日から3月3日までの期間中に加盟店の約60店舗で雛人形を飾り、新町の町おこしに一役買っています。
明日の3日は「お琴演奏会」「アマチュアバンド生演奏」や地場名産品直売など盛り沢山の楽しいイベントが催されます、読者の皆様も奮ってご参加ください。
次回は新町ひな祭り 下 商店の雛飾りと於菊稲荷神社。
2010 03 02(火)記。 前橋市のち、小 最高気温8.2℃
おまけコーナー。
イモ虫なネコ
同じ姿勢を続ける頑固なネコ。 Why people don't walk cats.