ツトムさん家の写真日記。

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第387回 群馬県前橋市 前橋厄除大師。

2009-01-09 22:02:36 | 旅行

2009 01 02(金)

新年を迎えて気持ちも新たにし寺社へ初詣に行きました。
今年は遠出を控えて、“安・近・短”に“楽”を加えて近場へ・・・。

初詣に行ったお寺は霊験があると噂され、近年テレビなどでも宣伝し始めた“前橋厄除大師”。
場所は前橋市下増田町1626番地。 両毛線駒形駅の北方1.5km。

前橋厄除大師には大無料駐車場があるので車で初詣に・・・。
驚いたことには大駐車場は既に満車! 暫く並んで運良く駐車する事ができました。

車を降りて先ず眼についたのは、
巨大な石像!

良く見ると、恵比寿・大黒・布袋・弁天などの七福神の石像です。
自動車と比べるとその大きさが判ると思います。
まだ新しい石像ですが、近くによると圧倒的な存在感に気圧されます。

駐車場から裏門を通って前橋厄除大師への参詣路もありますが、一応敬意を払って大回りして正面の朱塗り山門から入山しました。

殆どの参詣者は車で来て駐車場の側の裏門から入りますので正面は比較的に空いています。

山門の左右には怖いお顔の閻魔大王葬頭袈老婆(そうずかろうば)が鋭い眼光でお出迎えです。

 
お参りに来る入山者の心根を鑑定しているのでしょうか?

無事に山門を通り抜けて境内に入ると、そこには長蛇の人の列!
山門裏に建つ水掛け不動尊
に水を掛けながら願をかける人達の列でした。
この水掛け不動尊は別名を身代り不動とも呼ばれ、霊験があると昔から尊崇されている有難いお不動様です。
 
水掛け不動尊の横に建つ永代供養塔の上には黄金色に燦然と輝く金衣観音様。
心から崇拝すると金運に恵まれるとか・・・。

水掛け不動の長蛇の列を横切り、大きな鰐口(わにぐち)を鳴らして旧鐘楼の下をくぐると、正面に仁王様の石像がお守りする前橋厄除大師の本堂が見えてきます。
 
本堂前の線香炉からは線香の煙が絶えることなく漂っていました。

前橋厄除大師の本堂を見守る様に旧鐘楼の上には弘法大師様の尊像。
 
このお寺は一般的には前橋厄除大師とか蓮華院の呼び名で親しまれていますが、今宮山蓮華院増田寺が正式名です。
開山は1533年(天文2年)に玉泉上人よって興され、中興の祖・舜賀上人の時代(1690年 元禄3)に本堂が建設された由緒正しい真言宗の寺院です。

本尊様は聖観世音菩薩(1533年 京仏師・鈴木民部の作)と川崎大師の第一分身である厄除弘法大師(1888年 明21)の二体。
また、前橋厄除大師(蓮華院)は関東八十八ヶ所大師霊場の五番札所としても名高い寺です。


本堂の内陣では初参りの熱心な信者衆が正座して護摩修行に参加していました。

万灯明と真っ白なお釈迦様像が印象的な内陣。 浅葱色の法衣は綺麗な尼様で明瞭な声で説明にあたっていました。

五穀豊穣と開運招福の大黒様に運が良くなります様にと今年の運勢をお預けしながら、神妙に有難い読経を拝聴してから江戸時代に建てられた本堂を後にしました。(左右対称の場所に恵比寿様)


御利益多き寺として善男善女の参詣人が沢山集う境内寸描。
中央に立つのは迷える者を導くお地蔵様の大きな石像です。


しばらく前橋厄除大師の境内を散策。いろいろな銅像などが見受けられます。
大師堂の脇には弘法大師さまの修行姿。 少し離れて一休さんでしょうか?

  
面白い石像を発見! “ぴんころ地蔵”です。「ぴんぴん生き ころりと旅立ち」ですって、デタラメ厚労省が大喜びしそうですね。

更に境内には干支の十二支石像。昨年の子年のネズミから今年は丑年に・・・。
 
今年もご利益があります様にとお賽銭を・・・。

幼子の供養には水子堂があります。
  
水子供養観音は優しいお姿で癒し系の銅像です。

境内には他にも沢山の仏像などが安置されておます。
  
金色の像は“一願不動尊” 背の高い銅像は“鳥獣観世音”(ペット観音) 杓仗を右手に持った石像は弘法大師様。

左に赤城山を望む境内にひときわ大きく立つのは“福寿大観世音菩薩”。

この観音様の全高は8m20cm、巨大な石造りの尊像で慈愛溢れるお姿に心打たれる感があります。

赤城山 大師の御手に導かれ 長寿福寿を 願うこの寺

前橋厄除大師のHPは ⇒
ここクリック。

前橋厄除大師は川崎大師・西新井大師と共に関東厄除三大師の一つに列せられ、古来より霊験新たかで名を馳せている格式の高い名刹です。
北関東にご旅行の節は是非お立ち寄りになっては如何でしょうか・・・運が良くなりますよ


2009 01 09(金)  前橋市 朝  最高気温4℃