11月12日(日) 前橋市・総社町で武者行列のお祭りが開催された。 昼過ぎ1時からの祭りで早朝から出発しなくても済むから便利。
場所は前橋市の西方で利根川左岸の総社町中央部。
総社・秋元武者行列は総社城主・秋元長朝(あきもとおさとも)公の遺徳を偲んで、縁の秋元山光巌寺(あきもとさんこうがんじ)から氣雲山元景寺(きうんさんげんけいじ)まで約1000mの行程の往復でおこなわれた。
秋元山光巌寺(天台宗)は江戸時代初期この地(上野国・惣社)を治め、利根川上流から困難な工事の末、導水した名高い“天狗岩用水”などを造って田畑を整備し、領民に慕われた名君・秋元長朝公の菩提寺。
朱塗りの楼門を始め大規模な本堂や庫裏などや、当時の領民が総社藩主・秋元長朝公を顕彰して建てた“力田遺愛碑”(りょくでんいあいひ)などあります。
近くには難工事の末に出来た“天狗岩用水”(天狗の化身が岩盤を穿って工事を助けた伝説)なども見られます。
また、氣雲山元景寺(曹洞宗)は長朝公の父君(景朝公)の墓所や淀君の墓で知られており、墓所からは利根川や赤城・榛名・子持・小野子・谷川などの山々が一望できます。
(光巌寺・元景寺と秋元氏については後日掲載予定。)
秋元山光巌寺に駆けつけた時には武者行列出陣式が丁度始まったところでした。
光巌寺境内はご覧の通りの人だかり、頭・頭・・が邪魔で良く見えません。
仕方なしに失礼ながら、石灯籠などに足を架けての写真撮影です。
煌びやかに鎧を着用した武将達が勢揃い!
武者行列出陣式ではお決まりのご挨拶。
前橋市長・高木政夫氏の挨拶は「・・・~で、ござる。」の武士口調で境内の笑いを誘って愉快でした。
出陣に先立っては、出陣盃の儀ですね。綺麗な腰元衆のお酌でお酒を一献。
(盃を受けているのが前橋市・高木市長)
戦勝祈願する無形文化財・立石の獅子舞や楽曲の披露もあります。
頭の被り物を烏帽子から兜の代える儀式も・・・。
鎧兜の威風堂々たる秋元長朝公(左・市長)と景朝公です。
後ろには腰元衆に囲まれた可愛い姫君。
何処のTV局のカメラでしょうか? GTVって群馬テレビ?
秋元長朝公は金の采配を、他の将兵は槍・刀をかざしての総決起!
出陣の儀式も滞り無く終わり、参加者全員で“エイエイ・オーの鬨声”をあげて、武者行列に出発と相成り候。
2006 11 15(水)記。 前橋市 最高気温18℃ 無風で温暖。
11日15日 七五三の日 着物の日 かまぼこの日