ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第114回 埼玉県行田市 名物・行田フライとゼリーフライ、 忍城。

2006-07-31 21:56:56 | 旅行

さきたま古墳群の見物を終わってから遅めの昼食だ。

行田市に行ったら是非食べたいと思っていた名物食べ物。
それはフライゼリーフライ

さきたま古墳資料館」で行田市フライマップを貰ってね。
訪ねて行った店は“かねつき堂”と云う名のフライ専門店。
  
場所は行田市駅からさほど遠くない“忍城”(おしじょう)近く。
店の前に鐘楼みたいな建物が目印、横に駐車場が完備していたので、大助かりだ。

かねつき堂の暖簾を腕押しして店内へ。
この店はテレビで何回も紹介されたらしくて、石塚・パパイヤ鈴木等のポスターが壁に・・。
名物“行田フライ”の調理場を覗いてから、早速注文だ。
 
これが行田名物“行田フライだよ。(280円)。

フライって云えば”魚のフライ”みたいに油で揚げたものを想像するけど、行田市のフライはパン粉の無い“お好み焼き”みたいな食品だ。
フライパンで作るから「フライ」と呼ぶようになったそうだね。

溶いたメリケン粉にネギ・人参・キャベツなど入れて鉄板で焼いた食べ物。 焼く時に上から木の蓋で押すので薄く平べったくなっているが、意外と大きなボリュームだ。

次に“焼きソバ入りフライ”を注文した。(玉子入り450円)

なにも具材の入ってない焼きそばをフライでオムレツ風に包んだ形状。 この焼きソバ入りフライは巨大の一言に尽きるよ。
一人では食べきれないので、お持ち帰りにしたね。

ついでに、“ゼリーフライ”(一個90円)なるものを注文。
形が小判状なので「ゼニーフライ」が訛「ゼリーフライ」になったとか。

ゼリーフライはパン粉の衣が付いていないコロッケだね。
ジャガイモに豆腐オカラと少々の野菜だけのシンプルなもの。
ただし、揚げたあと中濃ソースの中を潜らせるから、結構味がすご~く濃いよ。 

行田フライ”は足袋産業が盛んだった頃、足袋女工さん達の小腹を満たすために考えられたらしい。
テイクアウトも出来るファーストフードのハシリってところかね。

かねつき堂”で満腹になった後は、近くの“忍城”(おしじょう)へ。
 
行田の“忍城”(初めの城主成田氏)は戦国時代に石田三成の水攻めにも耐えた名城として有名だ。
北条方の城主・成田長親が石田三成と戦を交えた史実は歴史小説「のぼうの城」を読むと面白い。

江戸時代には徳川家康の四男「忠吉」の居城に、更に松平信綱も城主になって行田10万石の要城、以来184年間阿部氏の居城。
幕末・明治維新も無事だったが、惜しいかな明治6年に競売にされて解体。
現在の忍城昭和62年築の鉄筋コンクリート製。三層の櫓城で昔の天守閣では無い。(天守閣は遥かに大きかった)

内部は“行田郷土博物館”として古代から現代までの文物が展示されていた。
フライ”を食べて頑張った足袋女工さん達の人形も飾ってあり、足袋の作り方も興味深かった。

行田市駅の近くの通り左右には地元彫刻家「赤川政由」の作品が並んで展示されている。
 (つづみ  とんぼ)
全て子供の遊び情景の作品でほのぼの感がとても良かった。

帰路の途中の交差点にはカラクリ時計ガス燈があったっが、中途半端な時間だったのでカラクリは見れず残念。
 
行田の足袋を形にした“まめたび煎餅”を食べながらを飛ばして一路家路に・・・。

行田市って意外に見所一杯の素敵な街でした。読者の皆様もどうぞ・・・。

2006 07 31(月)記。   前橋市 のち

7月31日   蓄音機の日(1877年エジソンが特許取得)