哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

牛と童(水墨画)

2009-01-24 09:49:46 | 水墨画
食肉に名をのみ残す世となりて
田舎に牛の見かけなくなり       樋田哲仙

 50年前の日本の田舎には牛はどこにでも見かけたものだが、最近影をひそめた。今の子供たちに牛が理解できるだろうか。古墳時代中期に骨ばかりか、軛(くびき)、犂(すき)の存在が確認されている。渡来人により農耕生産の労働力とした証した。以来1500年続いた人間との関わりが、耕運機の出現で追いやられた。 にほんブログ村 美術ブログへ