哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

ゑじゃないか祭り会場周辺(写真)

2011-10-30 05:04:50 | 写真
気兼ねなく華美な衣装に踊り手が
会場辺りこの日ばかりは       樋田哲仙

 祭りの日ばかりは平素の服装と打って変わる。少しでも目立ち、華美を通り越して毒々しいまでに過熱するのか、見る側が驚嘆するほどのもの見かける。1人ではなくチーム全員がユニホームとして着るのだから恥じらいはない。日ごろの雑念を放り出して激しく踊ることに爆発させる。高齢者が飛び入りで参加しようものなら、激しくて手も芦も吹き飛んでしまいそうだ。

来年の年賀状用風景画(水墨画)

2011-10-29 05:49:39 | 水墨画
来年の賀状に使ふ風景画
一枚描きてこれと決めこむ       樋田哲仙

 毎年、年賀はがきには自分で描いた水墨の風景画を使うことにしているが、その1枚を描いてみた。色紙2枚を横に並べた二丁版のサイズで横長になる。はがきの上部に収めるには、この特殊なサイズが最適と考え、それを使うことに決めている。年賀はがきは11月1日(火)に発売される。それより早く描き上げるとは異例のことである。 にほんブログ村 美術ブログへ

第8回ゑじゃないか祭り・らんラン東海のチーム(写真)

2011-10-27 06:13:05 | 写真
一団のあでな演舞に酔いしれて
皆惜しみなく拍手を送る      樋田哲仙

 激しく躍るばかりが魅力とはならない。愛知県東海市から参加した「らんラン東海」の演舞は優雅で整然として見物客を楽しくさせ、大きくアッピールするものがある。演舞が終了すると沿道の観衆からひときわ大きな拍手が沸く。平均年齢50歳で若くはないが、人をひきつけるのに衣装もよかった。

里の秋’水墨画)

2011-10-26 06:08:20 | 水墨画
小寒くて一枚羽織る秋の夜は
思はず里の秋口ずさむ       樋田哲仙

 きのうの日中は汗ばむ気温で暑さを感じたが、寒冷前線が通過して一変。夕方には下がり始める一方。きょうはきのうと10前後の差があるという。こんな頃の秋の夜は唱歌の「里の秋」を口ずさみたくなる。日本の田舎の詩情を端的に表現し歌い上げて情景が鮮明に浮かんでくるからだ。つい、口ずさむのは毎年のことである。 にほんブログ村 美術ブログへ

2011泉州ゑじゃないか祭り(写真)

2011-10-24 05:38:48 | 写真
踊り手の演舞の前の表情に
カメラ向けると愉快なポーズ      樋田哲仙

 第8回泉州YOSAKOIゑじゃないか祭りが10月23日泉佐野市りんくう公園周辺で行われた。秋の好天に恵まれ、100を超える参加チームが6会場で朝から夕方まで熱い演舞の盛り上がりを見せた。その中で和歌山市から出場した「縁紀」の若者に演舞前の表情を捉えようとカメラを向けると一斉に楽しげなポーズで応えてくれた。

紅葉近し(水墨画)

2011-10-23 05:17:06 | 水墨画
届きたる旅行会社の案内に
紅葉の名所心のそそる      樋田哲仙
 
 届けられた旅行会社の10月号の案内には紅葉の名所が多数掲載されて錦秋の旅情をそそらされる。その中に一度も出かけたことのない信州遠山郷・下栗を選んで、早速申し込むと予約満杯との返事でがっくり。やむなくキャンセル待ちにして対処しておいたが、果たして行けるかどうか心もとない。にほんブログ村 美術ブログへ

男はつらいよロケ地薬師院(写真)

2011-10-21 05:47:56 | 写真
ロケ地なる寺と伺ひ親しみぬ
男はつらいよ32作目     樋田哲仙

 車虎次郎の男はつらいよは48作のロングシリーズとなった。32作目口笛吹く虎次郎は義弟の博の亡父の墓参にひょっこり備中高梁に現れる。薬師院の和尚と酒を飲むうちに意気投合。寺の娘朋子(マドンナの竹下景子)は出戻り娘。直ぐに思いを寄せる虎次郎だが。薬師院は備中高梁駅東側の山裾の小高いところにある。

寺の鐘の響き(水墨画)

2011-10-20 05:56:15 | 水墨画
朝夕の刻を報せる寺よりの
鐘の響きの今はなくなり      樋田哲仙

 寺の鐘の音も除夜以外に聞かれなくなってしまった。世も変わったものだ。替わって区にめぐらしたスピーカーから、7時、12時,17時にチャイムがなって時間を報せる。地域のイベントの案内、緊急連絡などスピ-カーの活躍は市民生活に欠かせないものとなっている。子供のころの昔は寺の鐘が時刻を報せ、野で遊んでいても家に帰る時間は分かった。鐘の音は懐かしいがスピーカーの利便性には勝てない。 にほんブログ村 美術ブログへ

さんばら髪のススキの穂(写真)

2011-10-18 05:27:33 | 写真
たまさかに風なき時の芒の穂
さんばら髪に公園の隅       樋田哲仙
 
 ススキの穂は風になびきやすく風下に向いて立つ姿ばかり見かける。どれもこれも揃って整列するごときで、一見滑稽にも映る。ところが、先日、公園の片隅で固まったススキの穂が無風状態の中、まるでさんばら髪の穂に気づいて新しい発見をした。見慣れぬ異様な光景であった。

1本のケイトウ(墨彩画)

2011-10-17 06:37:21 | 墨彩画
鶏頭は茎頼もしく秋風に
葉のみ揺らして毅然と立てる       樋田哲仙

 秋の深まりとともに朱色の目立ちはじめるケイトウは花壇には欠かせない一つでもある。茎が太くて力強く風の中でも直立不動にして葉だけを揺らし古武士のこころいきが潜んでいる草花のようでもある。また、切花として仏花にも手ごろで重宝されている。  にほんブログ村 美術ブログへ