哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

晩秋は山肌も枯葉色(水墨画)

2015-11-30 06:36:52 | 水墨画
山肌も深まる秋は色あせて
木枯らしの吹くたびに増しつつ         樋田哲仙

 近畿地方の木枯らし1号は10月25日であった。以来木枯しらしい北風は吹かず、11月26、27日なって強風が吹き荒れた。気温が下がり、一遍に冬の到来である。公園のケヤキの葉も大分落ちた。遠くに見える山も枯葉色に徐々に変化しつつある。冬はまだ序の口である。 

己高閣は二度目(写真)

2015-11-28 06:17:50 | 写真
想ひ出す寺社の多くを少しでも
貸自転車に木ノ本巡る       樋田哲仙

 わずか4.5年前に己高閣は訪ねている。独り駅の観光案内所で貸自転車を借りてパンフレットを手に木之本町の寺社を走り回った。木之本地蔵や渡願寺は記憶にあるが残りは思い出せない。今回ツアーでみんなと一緒に歩いて石段を見てここは一度来たことあるときづいた。 あまり多くを回りすぎたからだろう。 

干し柿づくりは渋柿で(墨彩画)

2015-11-27 06:07:12 | 墨彩画
冷え込みのなき地にあれば干柿を
こしらえるには難しきかな       樋田哲仙

 干し柿は寒冷地でないと難しいものだ。渋柿の皮をむいて日向に干しても気温が高いと腐り始めてもにならない。何度も失敗したことか。あるとき知人から冷蔵庫を使用すると当地でもなんとかできることを教わった。それ以来、少量ではあるが造り続けている。夕べから気温が下がって強風が吹いているので外気のさらすように外に出した。  

国華園菊花展閉幕(写真)

2015-11-25 06:54:00 | 写真
祝日を以て期間の終わりたる
菊の会場虚しさばかり        樋田哲仙

 盛大に一か月弱開催されていた国華園の菊花展が23日閉幕した。連日賑わっていだけに終了すると、チョッピリ虚しさが漂う。これは菊花展だけのことではない。大相撲にしても、甲子園の高校野球にしてもテレビで放送されていたものが、ポツリと断線したように静かになる。長くは尾は引かないが何となくむなしいもにがある。。

もう淡水魚の新種は(水墨画)

2015-11-24 06:43:21 | 水墨画
淡水魚調べつくしてこれからは
新種の発見おそらくなからむ       樋田哲仙

 2010年淡水魚の大きな話題が起きた。秋田県田沢湖で絶滅扱いにされたデクニマスが山梨県の富士五湖の一つ西湖で70年ぶりに発見された。田沢湖で絶滅5年前に10万粒の卵が西湖に放流されたものがこれまで命をつないで生息していたことになる。ヒメマスか交雑種か遺伝子解析したところ田沢湖の絶滅したクニマスと判明した。驚くべきことである。淡水魚の新種発見ないガ素晴らし。  

今年の紅葉はもう一つ(写真)

2015-11-22 06:03:31 | 写真
名の高き紅葉の名所訪ねれば
今年はすでに終はりたるかな      樋田哲仙

 紅葉の名所河内長野市の延命寺は車で1時間余で行ける手ごろなドライブコースで気軽に行ける。時間をみつけて出かけることがよくある。今年はなぜか、霜枯れでもしたようにちじれて黒くなっていて写真には遅すぎたが、一画だけが辛うじて残っていたのだ幸いであった。今年の紅葉は失敗ようである。  。

鳥描くことの難しさ(水墨画)

2015-11-21 06:09:11 | 水墨画
対象を具に見るも正確に
鳥描くとの難しきかな       樋田哲仙

 この絵を日本野鳥の会の会員が見たら即座に苦言を出すに違いない、鳥はタンチョウだが、この鳥は樹上に止まることはまずない。平原や湿原、水辺の河原でよく見る。コウノトリなら樹上によく止まるが、頭に赤い点はない。足は赤く嘴は黒くて太い。タンチョウは黄色の嘴で足は黒い。この辺りに目をつけてクレームとなるだろう。鳥は難しい。 

紅葉の隠れた名所鶏足寺(写真)

2015-11-19 06:12:34 | 写真
隠れたる紅葉の名所無情にも
しきりに雨の降る鶏足寺        樋田哲仙

 滋賀・木之本町にある紅葉の名所鶏足寺を訪ねた。初めてである。近くの己高閣までは訪ねているが近くにあることを知らずに帰ってしまった。平素寺は無住で人影もなく寂しが、紅葉の時季だけ客が押し寄せる。その日は一日中雨が降りしきり、あいにくの紅葉狩りとなった。

小鳥とは(水墨画)

2015-11-18 06:09:40 | 水墨画
小枝をば動き回りて小鳥とは
識別ことに難しきもの      樋田哲仙

 小鳥の中でも鶲(ひたき)類や虫食い類は小枝を素早く枝移りして、なんの鳥であったか判別しにくい。写真を得意とする連中は再現させて確認するほどだ。それがカメラに収めるのがまた一苦労するらしい。それほど敏捷に動く。見ていると活発さが小気味がよいのだが。 

メタセコイアの並木(写真)

2015-11-16 06:03:01 | 写真
惹かるるはメタセコイアのこれほどに
空に向かひて秘めたる力       樋田哲仙

 高島市マキ町にメタセコイアの並木道がある。全長2・4㌔、総数600本、植樹から34年経過して樹高35㍍に成長している。さらに成長すると100㍍を越すと言われる。自動車が対向できる道路の両側に整然と植えられていて見事である。紅葉すると茶色になり落葉するが、まだ時期尚早であった。