哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

みやま藤棚ロード。遠くに展望台を望む(写真)

2015-04-29 06:03:24 | 写真
緩やかに登る山路の藤棚に
群れ飛ぶ虻の勇ましきかな       樋田哲仙

 和歌山県・日高川町に日本一の長い藤棚ロードがある。緩やかな山の斜面に20数年前藤棚と舗装された道が設置されて、1646㍍と長い。藤と山歩気分を楽しみながら進むと展望台のある頂上に到着する。フジの種類はほとんどが紫で単調であるが、自然豊かな環境は抜群である。4月25日から5月6日までふじまつりが計画され、露店や山路の途中でお茶の接待もある。

ミズバショウの季節(水墨画)

2015-04-28 06:43:00 | 水墨画
澄む水の流れる林群生が
白くほのかに水芭蕉かな       樋田哲仙

 ミズバショウの白さが輝くのは5月の大型連休頃である。サトイモ科の多年草で中部以北に多く見られ、雪白色の部分は苞で、花ではない。花は包まれるように黄緑色の花穂がある。近畿地方だはあまりなく遠くへ出かけなければならない。 にほんブログ村 美術ブログへ

泉南・ふじまつり(写真)

2015-04-26 06:03:02 | 写真
毎年の変はりのなきを垂れ下がる
藤の花見て春を喜ぶ       樋田哲仙

 地域ではフジの名で聞こえの高い家がある。テレビでも放映され遠くからも見物に来る。30数余年前鉢植え一本を地植えにしたものが30㍍四方に枝を伸ばし、4万房の花が垂れ下がる。家から30分ほど毎年出かけて春を楽しむ。23日(木)から29日(水)まで藤まつりが開催計画され、土日は琴の演奏も計画されている。

日本庭園の主役松(水墨画)

2015-04-25 06:00:27 | 水墨画
庭園の名のつくところ必ずや
主役となりて松の老木       樋田哲仙

 日本庭園に欠かせない主役がある。岩、池、それに松の老木である。岩や池には変化はないが、松は植物で生き物である。放置すれば姿形は崩れて庭園の美観は消失する。毎年庭師の管理が必要となる。4,5月はローソクと呼ばれる新芽が勢いよく伸びる。春の盛りである。  にほんブログ村 美術ブログへ

福山・草戸稲荷神社

2015-04-23 06:05:13 | 写真
土手走る車に見ゆる朱の社
人に尋ねば草戸稲荷と       樋田哲仙

 福山市を流れる芦田川の土手沿いに朱の社殿の草戸稲荷神社が見える。人に尋ねて初めて知った神社である。山と川に挟まれた狭い境内地には社殿を高くするしかない。平地に建てると神を土手から見下ろすことにもなり高い建物にしたとか。正月3ケ日には広島有数の参拝者があるという。

国宝のタケノコ?(墨彩画)

2015-04-22 06:18:27 | 墨彩画
境内に採れし筍国宝と
土産に呉れる明王院かな        樋田哲仙

 広島県・福山市の明王院には、国宝の五重塔と本堂の2件がある。1ケ寺で2件の国宝を有するは寺関係者にとっては誇りである。毎月第3土曜にはボランテイアの人たちが出て参拝者に丁寧な説明を行っている。帰りには「境内の竹藪で採れた国宝のタケノコです」と土産に大きなタケノコをいただいた。愉快な話に盛り上がったしるしに貰ったものと感謝している。  にほんブログ村 美術ブログへ

公園のチュウリップ畑(写真)

2015-04-20 06:26:33 | 写真
咲き競ふ畑に立ちて幼児に
母のあやすはチューリップの歌       樋田哲仙

 和泉リサイクル環境公園の水仙を見に来たとき、チューリップの畑を知ったので咲く時季を見計らって出かけた。早種は花びらを落とし始めたいたが、まだ、見ごろを迎えている種もある。客の中には幼児を抱いてチューリップの花の歌を母が歌っている光景も見られた。雨のよく降る時期の一日だけの好天であった。

戯れるひよこ(水墨画)

2015-04-19 06:56:40 | 水墨画
孵化させてひよ子育てし農家をば
多く見かけき子供のころは        樋田哲仙

 鶏卵を目的とする養鶏業者は何千何万と狭いケージに一羽ずつ入れて飼育する。身動きもできず鶏にはさぞ苦しいだろう。昔の農家は自家で卵を孵化させて飼育していた。親鳥が21日間抱卵するとひよこが生まれて、オス、メスの識別もできなかった。現在は分業化されて専門に孵化卵器で孵化させて雌雄の識別も可能でああある。昔のように自家で放卵からひよこを誕生させる農家も聞いたことがなくなっている。  にほんブログ村 美術ブログへ

花見のあとは露店の楽しみ(写真)

2015-04-17 06:30:00 | 写真
花見後はこれまた楽し立ち並ぶ
露店の前のそぞろ歩きは       樋田哲仙

 桜の通り抜けの花見を済ませて造幣局の構内から大川沿いの公園に出ると、1000軒を越す露店が立ちならぶ。これが大いに楽しい。店員の勇ましい掛け声が活気づけて客の心を掻き立てる。店によっては寂しいところもあるが、大方は繁盛している。店にしてみれば期間限定の掻きいれどきである。

タケノコ出回る(墨彩画)

2015-04-16 06:15:00 | 墨彩画
道の駅溢るるほどの筍を
一つ選びぬ日帰りの旅       樋田哲仙

 桜の咲く時季はタケノコのシーズンとあって竹藪を多く見かける道沿いの無人販売所や道の駅に多数みる。孟宗竹の太いタケノコ1本だけで十分だが、袋に2,3本入れて売っている。時々車を停めて立ち寄る姿も見かける。季節を味わうために一つ選んで帰る。 にほんブログ村 美術ブログへ