哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

一乗谷復元武家屋敷(写真)

2013-04-30 06:14:54 | 写真
いくらかは復元なりてしのばれむ
一乗谷の武家屋敷かな       樋田哲仙

 一乗谷の朝倉氏は5代つづいたが、5代目の義景の1573年織田信長による敗北で滅亡した。その遺跡が2年前に発掘調され、これまでより詳しく判明した。それをもとに復元武家屋敷の一部が整備された。塀においては200㍍を超える。でも、建造物はまだまだ乏しく、寂しい。だが、あるとないとでは大違いで、観光客の大方は堪能していくであろう。

新緑で遠回り(墨彩画)

2013-04-29 06:14:30 | 墨彩画
久々にゆとり生まれて遠回り
する山道は若葉目にしむ       樋田哲仙

 春の山道は新緑があふれていて心が癒される。よく通る道だが、目的地に直線的に進めば通必余もないところを、少しゆとりがある日には、わざと遠回りしてでも通り抜けるのだから気分がよい。車のスピードを落として装いを緑換えた山肌に目を向ける。なんとも表現のしようもないひと時である。こんな季節はほんの少しだ。  にほんブログ村 美術ブログへ

義景館跡(写真)

2013-04-27 06:10:05 | 写真
いにしへは武威を張りけむ高見より
一乗谷の礎石に偲ぶ       樋田哲仙

 一乗谷は見物した以上に、広がりのあることを知らず、先へ急いだ。城下町とありながら城壁を見かけず、後で案内を見て谷筋奥にあるらしい。見たものは高見から6500㎡の義景館跡である。常御殿、主殿、会所、茶室、庭園など礎石が整然とならぶ遺構である。昭和46年に特別史跡、平成3年にその一部が特別名勝に指定されている。ここの史跡を隅々まで見るには一日は要する。

たこつぼにたわむれる蟹(墨彩画)

2013-04-26 06:44:55 | 水墨画
恐ろしきものとは知らず蛸壺に
遊具のごとく蟹は戯る      樋田哲仙

 タコは広く日本の沿岸で漁獲されている。京阪神で有名なのは明石だこである。最近そこへ割って追い込みをかけているが大阪・泉南市岡田浦漁港である。タコそのものでなくタコ飯に加工して地域活性化に力を入れている。毎日曜日の朝市には販売所の前に行列が出いる繁盛ぶりとなる。1パック300円は安価で人気がある。産地の砂浜にはたこ壷が無造作に置かれよく蟹が戯れている。  にほんブログ村 美術ブログへ

一乗谷朝倉氏遺跡唐門(写真)

2013-04-24 06:47:32 | 写真
いにしへはこの谷筋に栄えけむ
一乗谷の朝倉氏遺跡         樋田哲仙

 一乗谷朝倉氏遺跡は北陸自動車道福井I・Cを降りて山側へ国道158号線を10キロも走らないところの谷筋にある。戦国時代織田信長に抗して対戦し敗北した武将の遺跡である。訪ねたときは桜の花の盛りで一帯が華やいで寂しさはない。遺跡の唐門は雑誌の写真でお馴染み光景である。意外と小さい。これが遺跡の象徴なのかと感懐に浸る。それ以外には建物はなく、礎石が屋敷跡を表しているだけだ。だが、念願は達成された。

芽吹きの季節(水墨画)

2013-04-23 06:18:06 | 水墨画
いつしかにやさしき緑あふれ来て
野をも里をも軽き足取り     樋田哲仙

 二十四節季の穀雨は4月20日でもう過ぎた。新緑の季節となる。野山の落葉樹はほとんど芽吹き、浅い緑に変化し始めた。桜も終わってこの時期は藤に移る。各地の公園の藤棚に長い紫の花房を垂らしていて、人々も眺めに来る。野山に出ても、心の扉も開かれ足取りも軽くなる。健康管理のウオーキングも盛りだくさんで触手が揺れ動く。 にほんブログ村 美術ブログへ

大阪府女性警察官による「フレッシュ・ウインズ}

2013-04-20 21:07:37 | 写真
装ひも艶に婦警らイベントの
華の演技の野外ステージ      樋田哲仙

「ハーベストの丘」が無料開放とあって平日ながら入場者は多い。春の全国交通安全運動期間中(4月6日から15日)で大阪府警音楽隊の一団が野外ステージで吹奏楽を披露した。中でも派手な衣装に身を包んだ若い女性警察官で編成された「フレッシュ・ウインズ」がフラッグを華麗に操る演技を披露して、来場者の目を楽しませた。最近こうしたフラッグ隊は全国どこの警察でも結成されて、防犯、交通安全のイベントに啓発活動をするらしい。

湖北の峠を越えて(水墨画)

2013-04-19 20:34:47 | 水墨画
波のなき水面の光る春の日の
峠を越ゆる湖北のドライブ      樋田哲仙

 敦賀から国道161号線へ入り、しばらく、山間を通る。それほどのカーブも坂もないが峠を通過して下り始めると、はるかに琵琶湖が見える。前方左手の高い山の斜面には残雪が見え、冬季は雪深い地域と思い浮かぶ。ときには、通行止めも起きる。4月中旬だが芽吹きも少なく、新緑には少し早い。初めて通る国道だが、変化に富んで楽しいドライブである。 にほんブログ村 美術ブログへ

整然とするチューリップ(写真)

2013-04-18 06:34:53 | 写真
とりどりの色は揺らぎて公園の
丘の広きに咲くチューリップ       樋田哲仙

 堺市南区にある[ハーベストの丘]を初めて訪ねた。丘陵地を開発した公園である。近くはなんども通りながら、福祉施設か療養施設ぐらいに思っていたら、ミニコミ誌で公園と分かり、開園11周年記念で無料解放とあり出かけた。車で約1時間で到着、2500台の駐車場は10時前だが、半分が埋まっている。無料がよく効いたいるようだ。園内の広い斜面には色鮮やかにチューリップが満開。春がいっぱいにあふれていた。

可憐なチューリップ(墨彩画)

2013-04-17 06:13:34 | 墨彩画
眺めつつ思はず口をつきて出る
幼なの歌ふ「チューリップ」の歌      樋田哲仙

 チューリップは種類がありそうで楽しい。春を迎えて4月中~下旬に可憐な花を開き、色も多彩である。保育所や幼稚園の花壇には必ず見かける。背丈も子供たちに手ごろで、育てやすいのだろう。また、絵の対象にも良い。桜や藤では大人でも難しくなる。鉢植えにして理科の教材にも役立つ。今年は少し開花が早いようで、昨夜万博公園の満開のチューリップをニュースで放映していた。 にほんブログ村 美術ブログへ