伏見にて江戸中期より丈六に
坐りてゐます毘盧舎遮那仏は 樋田哲夫
京都・欣浄寺本堂には江戸中期建立された丈六の毘盧舎遮那(びるしゃな)仏坐像がある。悲恋の人物深草少将はここに住み、埋葬されたというが、実在したとしても平安前期の人。この仏に出会うことはない。上生上品の印相を組み、螺髪(らほつ)は天上につかえるほどである。丈六とは約5・3㍍。
坐りてゐます毘盧舎遮那仏は 樋田哲夫
京都・欣浄寺本堂には江戸中期建立された丈六の毘盧舎遮那(びるしゃな)仏坐像がある。悲恋の人物深草少将はここに住み、埋葬されたというが、実在したとしても平安前期の人。この仏に出会うことはない。上生上品の印相を組み、螺髪(らほつ)は天上につかえるほどである。丈六とは約5・3㍍。