恵比須尊祀れる社多けれど
その神の神美保神社とは 樋田哲仙
島根半島先端の小さな美保漁港に美保神社はある。重厚な造りに驚かされる。大国主命の后神三穂津姫命とその子である恵比須神(事代主命)を祭神とする。全国で恵比寿様を祀る3385社の総本宮で格式は高い。海上安全、商売繁盛、漁獲豊漁の信仰が厚い。
その神の神美保神社とは 樋田哲仙
島根半島先端の小さな美保漁港に美保神社はある。重厚な造りに驚かされる。大国主命の后神三穂津姫命とその子である恵比須神(事代主命)を祭神とする。全国で恵比寿様を祀る3385社の総本宮で格式は高い。海上安全、商売繁盛、漁獲豊漁の信仰が厚い。
安全の光となりて灯台は
島根半島岬に建てる 樋田哲仙
島根半島先端に美保関灯台はある。二度目であるが、昔のことで全く記憶がない。新しい土地を訪ねたのと同然である。駐車場から少し歩くだけで灯台に行けるのがありがたい。日本海の青が心地よい。好天の日には隠岐島が見えるという。訪ねた日は好天であったが、見えなかった。よほど空気に澄んだ日のことだろう。
島根半島岬に建てる 樋田哲仙
島根半島先端に美保関灯台はある。二度目であるが、昔のことで全く記憶がない。新しい土地を訪ねたのと同然である。駐車場から少し歩くだけで灯台に行けるのがありがたい。日本海の青が心地よい。好天の日には隠岐島が見えるという。訪ねた日は好天であったが、見えなかった。よほど空気に澄んだ日のことだろう。
しょうざんを北へ抜け出て一列に
向かふ先には光悦寺かな 樋田哲仙
バスツアーの題目が琳派誕生400年とあり参加した。光悦寺は本阿弥光悦ゆかりの寺である。家康から与えられた土地に草庵を結んだのが始まり。光悦は琳派の代表格で刀剣の鑑定、研磨、書に至っては寛永の三筆に加須られる。寺は本堂に3軒の茶室、庭園らしきものはない。外に目についたのは光悦が好んだと言われる光悦が気についた。
向かふ先には光悦寺かな 樋田哲仙
バスツアーの題目が琳派誕生400年とあり参加した。光悦寺は本阿弥光悦ゆかりの寺である。家康から与えられた土地に草庵を結んだのが始まり。光悦は琳派の代表格で刀剣の鑑定、研磨、書に至っては寛永の三筆に加須られる。寺は本堂に3軒の茶室、庭園らしきものはない。外に目についたのは光悦が好んだと言われる光悦が気についた。
君が名もわが名もたてじ難波なる
みつともいふなあひびきともいはじ 詠み人知らず
あなたとのうわさも、私の噂も立てないようにしましょう。あなたは難波の御津(見)とさえ言いなさるな。私はその地にちなんでだ綱引き(逢引)とさえいますまい。私
みつともいふなあひびきともいはじ 詠み人知らず
あなたとのうわさも、私の噂も立てないようにしましょう。あなたは難波の御津(見)とさえ言いなさるな。私はその地にちなんでだ綱引き(逢引)とさえいますまい。私
公園のすぐるる四季を人問はわば
若葉の緑苔むす緑 樋田哲仙
公園と言っても大都市に見かけえる西洋風の公園は草花が多く詫びさびがない。なんといっても日本庭園がよい。庭石、池、樹木が素晴らしい。苔も加わって掃き清められているのが心を惹きつける。自然の調和の文化である。そこを訪ねる季節は春から初夏の緑がとても素晴らしい。秋はどこか寂しさが漂うから春には勝てない。
若葉の緑苔むす緑 樋田哲仙
公園と言っても大都市に見かけえる西洋風の公園は草花が多く詫びさびがない。なんといっても日本庭園がよい。庭石、池、樹木が素晴らしい。苔も加わって掃き清められているのが心を惹きつける。自然の調和の文化である。そこを訪ねる季節は春から初夏の緑がとても素晴らしい。秋はどこか寂しさが漂うから春には勝てない。
庭園に入りし団体の見るものは
あれといふ間に一巡りして 樋田哲仙
京都市北区にある日本庭園の[しょうざん]は昭和年代に造園された比較的新しい庭である。二度目の訪問となる。今回は団体で訪ねているので、自分の意志通りにはならない。驚いたことに何を見ていくのか、とにかく早足である。アッという間の素通りという外ない。自分一人ならばゆっくりと歩いて心を癒すのだが、団体で来ているのでどうにもならない。
あれといふ間に一巡りして 樋田哲仙
京都市北区にある日本庭園の[しょうざん]は昭和年代に造園された比較的新しい庭である。二度目の訪問となる。今回は団体で訪ねているので、自分の意志通りにはならない。驚いたことに何を見ていくのか、とにかく早足である。アッという間の素通りという外ない。自分一人ならばゆっくりと歩いて心を癒すのだが、団体で来ているのでどうにもならない。