哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

アサガオがもう咲いている(墨彩画)

2015-06-30 06:16:13 | 墨彩画
ふと気づく朝の散歩に初夏なれば
朝顔咲くを頷きにけり        樋田哲仙

 朝顔を描いて先生に見せると、葉の形状に疑問符を打たれた。指摘を受けて、一度実物を確認したく散歩に出かけた。いつもの場所まで来ると、もう数輪の花をつけている。6月下旬であれば当然のことと納得したが、肝心の葉は指摘には当たらなかった。葉まで多様性があることを知った。     にほんブログ村 美術ブログへ

島根半島先端の美保神社(写真)

2015-06-28 06:04:37 | 写真
恵比須尊祀れる社多けれど
その神の神美保神社とは       樋田哲仙

 島根半島先端の小さな美保漁港に美保神社はある。重厚な造りに驚かされる。大国主命の后神三穂津姫命とその子である恵比須神(事代主命)を祭神とする。全国で恵比寿様を祀る3385社の総本宮で格式は高い。海上安全、商売繁盛、漁獲豊漁の信仰が厚い。

梅雨時のボートは繋がれたまま(水墨画)

2015-06-27 06:36:46 | 水墨画
眠るかに巨き池面に繋がれて
梅雨明けを待つボートの業者       樋田哲仙

 今年の近畿地方の梅雨入りは6月3日で平年より早い。明けるのは7月17日ごろであるから、梅雨の期間を前後に分けれと、まだ前半になる。まだまだ先のあることで長い。池にボートを浮かべて、行楽客を待つ業者には閑散期である。近くにある海水浴場も同然で、7月には海開きがある。海の家も建てて準備万端である。 にほんブログ村 美術ブログへ

島根半島・美保関灯台(写真)

2015-06-25 06:42:23 | 写真
安全の光となりて灯台は
島根半島岬に建てる      樋田哲仙

 島根半島先端に美保関灯台はある。二度目であるが、昔のことで全く記憶がない。新しい土地を訪ねたのと同然である。駐車場から少し歩くだけで灯台に行けるのがありがたい。日本海の青が心地よい。好天の日には隠岐島が見えるという。訪ねた日は好天であったが、見えなかった。よほど空気に澄んだ日のことだろう。

熊野古道伊勢路(水墨画)

2015-06-24 06:09:52 | 水墨画
よくぞこれ今なほ残る一本の
熊野古道を踏みしめてゆく       樋田哲仙

 ある旅行会社が企画する熊野古道伊勢路の12回シリーズに参加し始めた。大坂から伊勢路は交通の便が悪く出かけたことがない。この企画は絶好にチャンスととらえて参加する。伊勢路は天皇や貴族が通らないので歴史に乏しいが、世界遺産の古道と思うだけで心が浮き立ってくる。この1年は多忙となるが勇んで出席するつもりでいる。 にほんブログ村 美術ブログへ

光悦寺本堂(写真)

2015-06-22 06:34:44 | 写真
しょうざんを北へ抜け出て一列に
向かふ先には光悦寺かな      樋田哲仙

 バスツアーの題目が琳派誕生400年とあり参加した。光悦寺は本阿弥光悦ゆかりの寺である。家康から与えられた土地に草庵を結んだのが始まり。光悦は琳派の代表格で刀剣の鑑定、研磨、書に至っては寛永の三筆に加須られる。寺は本堂に3軒の茶室、庭園らしきものはない。外に目についたのは光悦が好んだと言われる光悦が気についた。

橋杭岩に違いなし(水墨画)

2015-06-21 06:07:45 | 水墨画
見るほどに橋杭岩に違ひなし
冊子を飾る表紙の景色     樋田哲仙

 本州最南端の串本東部に奇景の橋杭岩がある。手にした冊子の表紙の絵を家に持ち帰って描いてみた。説明がないが橋杭岩と推量した。大きな岩の向こうに見える島は大島になる。何度も訪ねているので、直観である。 にほんブログ村 美術ブログへ

春から初夏がよい日本庭園(写真)

2015-06-19 06:51:15 | 写真
公園のすぐるる四季を人問はわば
若葉の緑苔むす緑       樋田哲仙

 公園と言っても大都市に見かけえる西洋風の公園は草花が多く詫びさびがない。なんといっても日本庭園がよい。庭石、池、樹木が素晴らしい。苔も加わって掃き清められているのが心を惹きつける。自然の調和の文化である。そこを訪ねる季節は春から初夏の緑がとても素晴らしい。秋はどこか寂しさが漂うから春には勝てない。

識別できない鳥(水墨画)

2015-06-18 06:29:58 | 水墨画
手本見て描きたる鳥の識別が
できずさてはと思ひ惑へり      樋田哲仙

 鳥を描いた絵をときどき見かけるが、なかなか難しい。いったい何の鳥を描いたのか特定できないことが多い。描いた本人が鳥のことを詳しく知らないからだろう。この絵の鳥もそれに該当する。最後に、行きつところは日本にいる鳥ではない。これが結論である。  にほんブログ村 美術ブログへ

日本庭園しょうざん(写真)

2015-06-16 06:18:23 | 写真
庭園に入りし団体の見るものは
あれといふ間に一巡りして      樋田哲仙

 京都市北区にある日本庭園の[しょうざん]は昭和年代に造園された比較的新しい庭である。二度目の訪問となる。今回は団体で訪ねているので、自分の意志通りにはならない。驚いたことに何を見ていくのか、とにかく早足である。アッという間の素通りという外ない。自分一人ならばゆっくりと歩いて心を癒すのだが、団体で来ているのでどうにもならない。