哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

菊花の香り(水墨画)

2015-10-31 06:13:38 | 水墨画
菊の香はストレスを消す優雅雅さに
楽しみとする菊花大会       樋田哲仙

 ふと気づくと10月も終わりに近づき、11月が迫りつつある。この時期毎年近くの菊花大会を覗くことにしている。全国各県から出品される大規模な大会である。他の大会の追随を許さないこと間違いない。ドーム型の会場は菊の香りが満ち溢れて初めての来場者は感嘆の大きな声を上げる。 

裳階つき扇垂木の三重塔落慶法要間近(写真)

2015-10-29 06:40:01 | 写真
裳階つき扇垂木を仰ぎ見る
落慶間近三重塔      樋田て悦船

 泉南市・長慶寺にはごく普通の三重塔が建っているが、今度新しく同じ境内に裳階つき扇垂木の三重塔が建った。11月8日(日)に落慶法要が行われる。全国どこを探してもざらにあるものではない。今後観光スポットとして脚光を浴びることだろう。法要が楽しみである。

ブドウ(水墨画)

2015-10-28 06:15:35 | 水墨画
求めてもそのことすらを忘れゐて
葡萄腐らす半分ほどは      樋田哲仙

 私には何とも妙な癖があって、いつも自嘲することになる。ブドウ、ナシ、クリ、カキ、バナナなど品数が多い。買って冷蔵庫に保存して順次食べるつもり忘れて、次を買う。食べきれずに腐らせたり、賞味期限を過ぎていたりで捨てることになる。昔からそんなことを繰り返していて、いまだに治らない。 

大阪マラソンゴール直前(写真)

2015-10-26 06:39:17 | 写真
老いの身は見てゐるのみに疲れるを
人らの目指すマラソンゴール        樋田哲仙

 きのうの日曜日第5回大阪マラソンが好天の秋空のことしはもとに開催された。総勢3万2千のランナーが大阪城をスタートし中心街のメーンストリートを走り抜けて南港のフィニシュを目指した。黄色に染まりかけた銀杏のゴール周辺は大勢の観衆でごった返した。当方は見ているだけ疲れ切ってランナーの体力に感服しきり。

モズは芸達者(水墨画)

2015-10-25 06:34:45 | 水墨画
芸多き百舌鳥は梢に高鳴きて
他の鳥脅すほどの貫録        樋田哲仙

 モズは渡るものもいるがわたらないものが多く渡り鳥とは言わない。雌雄は多少の違いがあり識別は簡単である。尾を回す。縄張りを主張するために梢で鋭い声で鳴く。蛙や昆虫を捉え木の枝に刺す。小鳥や動物の声を物まねもする。小鳥たちはモズをならず者のごとく恐れて近寄らない。

金剛証寺奥の院卒塔婆(写真)

2015-10-23 06:32:25 | 写真
境内の広きを卒塔婆埋め尽くす
金剛証寺奥の院とは       樋田哲仙

 朝熊山頂にある金剛証寺奥の院は霊界に迷い込んだ気になる。日中の明るい時でも寺全域に大小さまざまな卒塔婆が建ちくし、俗界ではない光景である。まず、この寺で家であろう。 卒塔婆の値段は3万から50万の9種類で大きなものも結構建っている。相当の年月がかかっているであろう。

秋草の代表ススキ(水墨画)

2015-10-22 06:37:21 | 水墨画
今年こぞ曽爾高原もいつしかに
薄のピーク過ぎ去りてをリ       樋田哲仙

 近辺で薄の名所に和歌山:生石高原と奈良・曽爾高原が知られる。どちらも今までに出かけたことがある。今年は曽爾高原に行ってみようかと思っていたが、あっという間に見頃が過ぎてしまった。三重と奈良との県境にある高原でススキのピーク時には大勢の人出がある。好天の1日にを楽しむに格好の高原であったがのだが。

伊勢の金剛証寺(写真)

2015-10-20 06:02:26 | 写真
朝熊山のスカイラインの中ほどに
巨き古刹を驚くばかり       樋田哲仙

 伊勢志摩スカイラインは鳥羽と伊勢を結び、朝熊山(あさまやま)を縫う全長15㌔ほどで、中間地点に展望台と金剛証寺がある。寺は6世紀創建と古く、巨大である。臨済宗南禅寺派の禅宗寺院である。境内には人影が少ない。スカイランを通行しなければ到着しないのが理由のような気がする。大きな難点である。

仙人が住むという蓬莱山(水墨画)

2015-10-19 06:08:08 | 水墨画
秦よりの話にあれどこれからも
不老不死とは人皆願ふ       樋田哲仙

 蓬莱山は不老不死の仙人が住んでいて、万人が願う仙境地である。この不老不死は中国の秦の始皇帝が徐福に東海に浮かぶ国(日本)に探すよう命じた伝説がある。日本でも垂仁天皇が田道間守りに長寿秘薬を探すよう命じた伝説がある。トキジクノコノミを見つけて南国より帰国したが天皇はすでに崩御されていたという。 

四角い安乗崎灯台(写真)

2015-10-17 06:57:32 | 写真
建つことを知れば即座に意を決めて
我の旅路の灯台めぐり      樋田哲仙

 大王崎灯台から安乗崎灯台まではさほど遠くない。灯台の知識は何もないが、建てられている環境が好きである。岬の崖に建ち、下には荒波よせる海が開けている。ここの灯台は四角で珍しい。旅先で灯台があると、つい立ち寄ることにしている。安乗は道を間違えて入り組んだ狭い自動車がかろうじて通る程度の迷路のようなところへ入ってしまった。d帰りは太い、道があることが分かって行きは間違えたことを知った。