輪王寺修理中にてかくなると
巨きパネルを覆ひに掲ぐ 樋田哲仙
東照宮から輪王寺までは目と鼻の先の距離ですぐに分かり苦労はなかった。名高い寺名の割には山門が小さい。ことによると裏門かもしれないと思った。中へ進むと本堂(三仏堂)が修理中で覆いに包まれていて影も形もない。完成後の姿の大きなパネルがシートに掲げられている。なんとここまでも修理中かと日光の旅は修理ばかりであんぐりとした。
巨きパネルを覆ひに掲ぐ 樋田哲仙
東照宮から輪王寺までは目と鼻の先の距離ですぐに分かり苦労はなかった。名高い寺名の割には山門が小さい。ことによると裏門かもしれないと思った。中へ進むと本堂(三仏堂)が修理中で覆いに包まれていて影も形もない。完成後の姿の大きなパネルがシートに掲げられている。なんとここまでも修理中かと日光の旅は修理ばかりであんぐりとした。
知るならば来ることはない日光も
本殿までも修理の覆ひ 樋田哲仙
日光の旅に疎外されたのは天候ばかりではない。期待した陽明門が修理で覆いされて失望したが、本殿までもが同様に覆いされて落胆するばかり。だが、内部へ観光客への配慮であろう。入場券購入する際受付嬢に修理の断りを告げられたが、いまさら諦める訳にはいかなかった。入ることができた。
本殿までも修理の覆ひ 樋田哲仙
日光の旅に疎外されたのは天候ばかりではない。期待した陽明門が修理で覆いされて失望したが、本殿までもが同様に覆いされて落胆するばかり。だが、内部へ観光客への配慮であろう。入場券購入する際受付嬢に修理の断りを告げられたが、いまさら諦める訳にはいかなかった。入ることができた。
手の届くほどの高さに三猿の
説明聞きてしみじみと見る 樋田哲仙
日光東照宮にある5100余の彫刻の中で[三猿]と[眠り猫]はあまりにも有名である。共に傷みがひどく60年ぶりに修復されるという。厩舎の軒下に飾られているサルは7月に取り外されているから、当方が眺めたサルはレプリカだろうか。サルは年内にネコは来春は3月に終了予定だそうだ。白馬の神馬は午前十時から午後2時までいるがそれ以外の時間には他所に移動して休息するという。馬は見ることができなかった。
説明聞きてしみじみと見る 樋田哲仙
日光東照宮にある5100余の彫刻の中で[三猿]と[眠り猫]はあまりにも有名である。共に傷みがひどく60年ぶりに修復されるという。厩舎の軒下に飾られているサルは7月に取り外されているから、当方が眺めたサルはレプリカだろうか。サルは年内にネコは来春は3月に終了予定だそうだ。白馬の神馬は午前十時から午後2時までいるがそれ以外の時間には他所に移動して休息するという。馬は見ることができなかった。
傘さして東照宮のついてなし
五層のあたり雨に煙れる 樋田哲仙
日光の各所を傘さしてめぐるのはついていない。最大の観光地東照宮の門をくぐってすぐ左側に木立に挟まれるように五重塔は建つ。東照宮そのものが標高645㍍、塔は36メートルで五層のあたりは雨に煙邸る。この塔は初代が焼失して江戸後期に再建されていて国宝とどこにも書かれていない。
五層のあたり雨に煙れる 樋田哲仙
日光の各所を傘さしてめぐるのはついていない。最大の観光地東照宮の門をくぐってすぐ左側に木立に挟まれるように五重塔は建つ。東照宮そのものが標高645㍍、塔は36メートルで五層のあたりは雨に煙邸る。この塔は初代が焼失して江戸後期に再建されていて国宝とどこにも書かれていない。
見納めの旅の思ひに訪ねたる
陽明門は修理の覆ひ 樋田哲仙
日光東照宮の陽明門を見納めの思いでしっかりと観察する予定が平成の大修理とかで本殿と陽明門は覆いが掛けられ台無しであった。平成25~30年と順次修理されるらしい。陽明門は来春3月目までという。遠くから訪ねた甲斐もなく全く残念至極である。最近どこへ出かけるのにもこれが見納めという思いで眺めるのに。
陽明門は修理の覆ひ 樋田哲仙
日光東照宮の陽明門を見納めの思いでしっかりと観察する予定が平成の大修理とかで本殿と陽明門は覆いが掛けられ台無しであった。平成25~30年と順次修理されるらしい。陽明門は来春3月目までという。遠くから訪ねた甲斐もなく全く残念至極である。最近どこへ出かけるのにもこれが見納めという思いで眺めるのに。