秋の風水の打ちあふひびきかな 野田別天楼
別天楼(1869-1944)は岡山生まれの俳人。兵庫・報徳商業校の校長を務める。「雁来紅」を主宰、句集に「雁来紅」がある。川や池に秋の風が吹き寄せるとき、岸辺では水が打ち合う音を立てることがある。普通は単なる音程度で終わるが、響きあうと詠んでいるので、風が強いのだろう。季節風か木枯らしであろうか。
別天楼(1869-1944)は岡山生まれの俳人。兵庫・報徳商業校の校長を務める。「雁来紅」を主宰、句集に「雁来紅」がある。川や池に秋の風が吹き寄せるとき、岸辺では水が打ち合う音を立てることがある。普通は単なる音程度で終わるが、響きあうと詠んでいるので、風が強いのだろう。季節風か木枯らしであろうか。