哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

若一神社・平相国大相国像(写真)

2012-01-31 06:26:04 | 写真
これやこの平相国が清盛ぞ
大相国が太政大臣        樋田哲仙

 今年はNHK大河ドラマ「平清盛」が1年間放映されることで、新聞やテレビで清盛の名が目立つようになった。神戸はゆかりの地が多くここぞたとばかり、イベントを用意しているようだ。陽春を待って出かけることにしている。清盛は偉大な人物で各地に足跡を残している。京都西大路通りに面した若一神社は別邸である。平相国大相国像がある。平相国とは平清盛のこと。大相国とは太政大臣のこと。

兼六園の雪景色(水墨画)

2012-01-30 06:12:45 | 水墨画
この冬の日本海側常になき
寒波襲ひて大雪の降る       樋田哲仙

 ニュースのトップに大雪をもってくるほど今年の冬の気象は異常である。山形・肘折では3・2㍍を越える積雪という。京阪神の人間には想像もつかない。雪下ろし転落事故死数も50人を越えた。一人では作業しないよう注意も呼びかけている。この寒波は来月の節分辺りまで続くという。春はまだまだ遠い。 にほんブログ村 美術ブログへ

日本平から富士山と薩った峠(さったとうげ)(写真)

2012-01-28 06:16:35 | 写真
画家たちが吾も吾もと富士山を
描きし地と聞く薩埵峠は        樋田哲仙

 日本平から清水港を通して薩埵峠(244)はよく見えた。旧東海道五十三次の由井宿と興津宿の間にあり、街道の中で富士を見る絶好地して知られ、江戸時代から画家たちが競うようにこの地で富士を描いたという。駿河湾を挟んで霊峰冨士は幾人もの画家の絵を見たことがある。ほとんど水墨画で軸装ある。

寒あやめ(墨彩画)

2012-01-27 06:19:12 | 墨彩画
今にして思へば暮れに訪ねたる
寺に咲きしは寒あやめかな        樋田哲仙

 この名の花を覚えることは意外と難しい。カキツバタ、アヤメ、ショウブ、イチハツなどよく似たものあるからだ。寒あやめは正直知らなかった。12~3月ごろまで咲くと知って、ひょっとしたら、昨年の暮れある寺で見かけたものに違いないと気づいた。丈が低く、湿地でもなく、華麗さもない。今では断定している。花の少ない時期だから目につくのかも入れない。  にほんブログ村 美術ブログへ

童謡「赤い靴」の母子像・日本平(写真)

2012-01-25 06:16:36 | 写真
赤い靴の幼なの歌の像建つる
日本平は思ひ出深し        樋田哲仙

 赤い靴の女の子は実在した話で、静岡市清水区に誕生した岩崎きみ。未婚の母かよの育て方に数奇の運命を余儀なくされた。北海道へ渡り、アメリカ人の宣教師に育てられ、養父が帰国する際横浜からアメリカへ渡るはずっだたが、結核で適わず東京都の孤児院に収容された。9歳で没する。両親はアメリカへ渡ったと思っている。実父と親交のあった野口有情がその話を聞いてイメージを膨らませて詩にしたのが「赤い靴」である。全国に像は6ヶ所にある。

1株の水仙8水墨画)

2012-01-24 06:28:31 | 水墨画
裸木の根元を締めて健気にも
水仙匂ふ参道の脇       樋田哲仙

 いつもの散歩コースを変えて神社の参道を横切ると、大方裸木となって明るく、北風も吹き抜けやすく一層寒い。そんな中に白く可憐な水仙の1株が目立った。今しばらく水仙の盛りらしい。帰宅して夕刊を見ると1面に写真入で淡路島の水仙郷を載せている。寒風に揺らぐニホンスイセンは2月初旬までが楽しめるとある。梅も早いがそれよりもさらに早い。にほんブログ村 美術ブログへ

久能山石垣いちご(写真)

2012-01-22 05:49:52 | 写真
バスよりの見ゆる山裾広々と
いちご作れるあまたのフレーム        樋田哲仙

 久能山の石垣いちごの番組をテレビで見たことがある。数年前のことで記憶は定かではない。今回久能山東照宮を訪ねる機会があり、駿河湾に面した温暖地にフレームで石垣いちご作りを見て驚いた。路地ではない、石垣でないことである。段差を作り、いちごを垂らすものだ。山肌をなめるように幾棟も並び、広範囲に広がっている。特産として一大産地となり名をなしている。

海おさまりて(水墨画)

2012-01-21 06:04:46 | 水墨画
三日間荒れたる海も冬鳥の
飛べるひと日となりて過ぎ行く       樋田哲仙

 今が一年で最も寒い寒中で、北風が強く海が荒れる。こんなとき、鳥たちも風の抵抗受けて、飛ばないことはないが、数が減る。おのづずと河口や港の波が弱い場所へ集まる。風が収まり三日間の辛抱だったのか、ストレスを振り払うように空で羽ばたく。来週から一団と寒く時化るという。今日からは大寒へ入る。もうしばらくの辛抱だ。  にほんブログ村 美術ブログへ

久能山東照宮神廟(写真)

2012-01-19 06:14:08 | 写真
頂は家康の廟おごそかに
久能の山の高き霊域       樋田哲仙

 家康の名はどこを訪ね手もよく出てくる。幼少のころは岡崎であずかりの身で苦節はあった。今川義元、織田信長、豊臣秀吉と世を渡り、最後は石田三成との関ケ原の戦後は順境となり、徳川15大の礎を築いた。歴史上の英傑である。神とあがめられて神君となる。久能山最上部に石造の巨大な廟がある。

今年は大雪(水墨画)

2012-01-18 06:26:54 | 水墨画
永らへて浮世に浸るわが胸は
雪の白さの万分の一      樋田哲仙

 今冬は寒気団が次次と北陸から東北、北海道を襲い、例年にない雪をみている。毎年雪不足で、スキー場関係者の雪乞いの光景を映し出さすニュースが見られたが、今冬は違う。年末から降雪が多く、現在では例年の3倍前後という。地球の温暖化もどこへ隠れたのだろう。春には雪崩が多発しそうで心配である。 にほんブログ村 美術ブログへ