哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

身延山久遠寺・奥が本堂(写真)

2015-12-31 06:48:46 | 写真
幻想に流れる霧の久遠寺は
二度目にあれど感動の湧く     樋田哲仙

 新東名・新清水IC辺りから深い霧で大変なところへきてしまったと思っていたが、すぐに心配も薄らいで消えた。小1時間を経て目的の久遠寺に到着。山腹はまだ少し残り幻想的である。霧は流れてまるで生き物のように変化している。訪ねた記録として写真を撮る。二度目の寺であるが大きなかんどうが生まれる。

竹林に思いを練る禅僧(水墨画)

2015-12-30 06:10:33 | 水墨画
良寛と言えど人なり晩年は
老いと病に苦しみぬきて      樋田哲仙

 この絵を見ると良寛を思い起こす。江戸後期、越後出雲崎の禅僧である。名主の長男として生まれたが、二男に家督を譲り超俗の世界へ進む。いったん江戸へでるが、20代後半から4年間修行の諸国行脚。後、国の五合庵に暮らし、74歳にて没す。当時としては超長寿である。最晩年は奇行も多く、医師で脱いだ衣類を忘れて帰ることや、他人の物を間違えて帰宅することが多く、現代風に言えば認知症と言えよう。 

本栖湖からの富士山(写真)

2015-12-28 06:20:31 | 写真
日の本の富士こそ誇り頂は
雪をかぶりて神々しきまで       樋田哲仙

 本栖湖からの富士山は2年ぶりの2回目である。前回は紅葉のころで雪も少なかった。今回は年の瀬で一段と雪も多く、神々しい眺めで感動的であった。これこそが世界に誇れる富士を実感できた。地元の人の話によると、河口湖には中国人観光客が押し寄せ、ホテルや旅館は大賑わいという。

師走の川面は(水墨画)

2015-12-27 06:44:32 | 水墨画
広々と川物渡る風さへも
師走はどこか寂しかりけり       樋田哲仙

 夏場なら岸辺の葦の茂みからドスの効いた食用ガエルの鳴き声が聞こえそうな風景である。師走の今では静かなもので、風もあるにはあるが弱く、草木を揺るがすほどでもない。師走の川面は漣が立っている程度で静かなもので、小寒さが寂しさを募らせる。 

宿場町平福・武蔵決闘の場に建つ碑(写真)

2015-12-25 06:28:58 | 写真
平福は武蔵の里に近ければ
決闘の場は頷きにけり      樋田哲仙

 兵庫県・佐用郡にある宿場平福は美作の武蔵の里と隣り合わせで、佐用川の土手に武蔵決闘の場があることは容易にうなずける、その場所に五輪の書の一文を刻む碑が建つ。有馬喜兵衛の[何人なりとも望み次第とすべし。我こそ日下無双の兵法者なり」の高札を見て挑戦し一刀に倒したという

橋のたもとの釣り人(水墨画)

2015-12-24 06:04:58 | 水墨画
橋脚の淀みに釣りのいと垂らす
一人の古老何を狙ふか        樋田哲仙

 一人の老人が師走の半ば、大河を渡る道路の橋脚の淀みに、釣り糸を投げて楽しんでいる穏かな昼下がりとはいえ、風は秋風とは違う。よほどの釣り趣味に違いない。他人から見れば呆れるほどであるが、それが趣味ということだろう。いったいこの川でなにを求めて釣っているのか。 

空き缶の風車(写真)

2015-12-22 06:52:45 | 写真
風受けて軒に回るは空き缶の
加工のしたるこの風車       樋田哲仙

 鳥取から国道53号線を瀬戸内へむっかて走ったが迷い込んで道が分からなくなった。人に尋ねた軌道修正して道の駅宿場町ひらふくへたどり着いた。宿場とあるから昔の面影の残る町並みを散策して、空き缶の珍しい風車をいくつも軒に吊るして楽しんでいる家を見つけた。主が器用でたくさん作って近所の人たちに差し上げているらしい。道理で吊り下げている家を見かけたのもうなづける。

雪景色は美しい(水墨画)

2015-12-21 06:30:44 | 水墨画
一面に朝日さしたる降雪の
郷の景色の美しきかな     樋田哲仙

 今年も暖冬の気配である。この暖冬は毎年続いている。テレビで各地の初雪を報じたが例年より遅い。地球の温暖化が影響していると考えざるを得ない。大阪南部ではめったに雪は降らない。5㌢も降れば大雪である。それでも一面が銀世界となり、朝日でも差そうものならまぶしいほど輝く。これまでで20㎝が最高である。 
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子供たちと歌う井上あずみ(写真)

2015-12-19 06:12:04 | 写真
イオンモール和歌山へ今月12日歌手の井上あずみ来て歌を披露した。1階のサークルコーナーには幼い子も立で溢れ盛況となった。宮崎駿監督のアニメ「となりのトトロ」や「さんぽ」などに、NHKみんのうたでお馴染みの井上は歌唱力の実力で知られる。最後に歌える子は舞台で一緒に歌いましょうと誘うと一斉子供たちが舞台へ上がって元気よく大きな声を出した。。

漁港で見かけた船は、さて(水墨画)

2015-12-18 06:39:17 | 水墨画
烏賊を獲る灯りあまたに夜の海は
生き生きとして眩しかるらむ       樋田哲仙

 近くの漁港は時々散歩がてらにのぞくことがある。船の大きさからイカ釣り船とは考えにくいさらに太平よ側のこの地では頭をかしげたくなる。何の漁船かは誰も人がいなく確認はできなかった歌はかって映像で見たこと歌にしてみた。