哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

保育所の運動会(写真)

2013-09-30 06:37:06 | 写真
しくじりも笑ひを誘ふ園児らの
運動会は秋の楽しさ        樋田哲仙

 秋晴れの一日保育所の運動会を楽しんだ。1歳時から5歳児までが日ごろの成果を保護者らに披露する。1歳児は全員がそろわない。上手に演技をこなすものから、立ち止まって動かないものまでいる。泣きださないだけでも上出来かもしれない。最後の退場に先生に抱きかかえられる者もいる。保護者からは笑いと大きな拍手がわきおこる。保育所の運動会は楽しい。

虫の音聞きに(水墨画)

2013-09-29 06:13:38 | 水墨画
夜の森へ虫を求めどわが耳の
遠のきゐしか静かなりけり       樋田哲仙
派と。
 虫の音が聞こえてもよい時期と思って耳を澄ましたが聞こえない。近くの森へ出かけて確認したが、聞こえない。やはり静かすぎる。ふと、気づいたことに自分の耳が遠くなっているのではないかと。帰りに知人の老女二人に出会って訳を話すとコオロギなら、そこで鳴いていたと口をそろえる。どうやら耳が老化していることになるり、残念だが、仕方がない。にほんブログ村 美術ブログへ

能登金剛(写真)

2013-09-27 06:28:22 | 写真
小説の舞台となりし景勝の
能登金剛はゼロの焦点        樋田哲仙

 能登半島の西岸の富来町に能登金剛がある。松林の下に断崖と岩礁が広がる。時間がないので階段を下りて岩礁までは降りたが、散策とはならなかった。金剛の名のつく土地は名勝である。能登金剛の名を高めたのは松本清朝の小説[ゼロの焦点]である。自身の歌碑が松林の小高いところに建つ。「雲たれてひとりだけゐる荒波をかなしと思へり能登の初旅」

知らない道に月明かり(水墨画)

2013-09-26 01:06:04 | 水墨画
 ゆく能登のなれざる道に有難し
月明かりする立待ちの月       樋田佐哲仙

 旅の夜道は厳禁と決め込んで走行しないことにしているが、予定が遅れこむと、どうしても破らざるを得ない。不慣れな道路はどんなカーブか、どんな交差点かもわからない。事故だけは絶対に避けなければならないからだ。それが、暮れてしまい氷見市の雨晴らし海岸を走行中海から立待の月が昇ってきた。十分な月明かりがありがたかった。海からの月も初めてで感動した。 にほんブログ村 美術ブログへ

珠洲市見附島(写真)

2013-09-24 07:26:01 | 写真
能登路行く思い出深くすぐそこに
停泊するかに見附島かな         樋田哲仙

 能登は大阪かかは遠い。途中にいくつも立ち寄るから余計に遠い。珠洲市の海岸に遠くから目を引く見附島が浮かぶ。その形状から別名軍艦島とも呼ばれる。高さ28㍍の奇岩で頂上部には樹木が生える。まるでベレー帽にも見える。岸から、すぐ近くで、船首をこちら向けた軍艦が停泊しているようでもある。300㍍ほどか。ただ、これだけのことで観光スポットになっていて立ち寄る人は多い。

大切山は紅葉始まる(水墨画)

2013-09-23 06:04:25 | 水墨画
いざ秋へ大雪山は紅葉の
早はじまるとテレビに伝ふ        樋田哲仙

 日本で最も早い紅葉が始まるのは北海道道大雪山旭岳(2290)山頂と天気情報の中で報じた。航空からの映像だが、うっすらと赤い。その翌日、には初冠雪を放映している。北海道の最高峰は秋と冬がないまぜるように訪れるようだ。関西の紅葉は2か月後の11月中旬となりずいぶん差がある。 にほんブログ村 美術ブログへ

道の駅ようか但馬蔵(写真)

2013-09-21 06:43:23 | 写真
山陰の旅の帰路には新しき
道の駅にて足湯に浸かる       樋田哲仙

 鳥取の観光後国道9号線を通って豪雪地帯の新温泉町、春来、村岡を走り、舞鶴若狭自動車道の春日までの予定である。途中新しい「道の駅ようか但馬蔵」へ立寄った。ごく普通の道の駅だが、足湯の施設があって休憩方々湯につかった。体を休めるにはありがたい。すぐ近くには北近畿豊岡自動車道の八鹿氷ノ山ICができ、便利になっている。

虫の声なし(水墨画)

2013-09-20 06:35:00 | 水墨画
外に出て聞き耳立てる虫の声
まだ鳴き初めぬ九月の下旬          樋田哲仙

 地域の秋祭りが近づくころになると。気温も下がり朝夕はしのぎやすくなる。ふと、虫の鳴き声のことに気づき、晩に外へ出て聞き耳を立てたが、静かなものであった。早くから鳴くコオロギの声すらしていない。まだ、早いのかなと室内へ戻った。鳴き始めの記録はないので遅い早いはわからない。しばらく注意するほかはない。  にほんブログ村 美術ブログへ

伊和神社参道から本殿(写真)

2013-09-18 06:56:20 | 写真
どこの地も二度目となれば感動は
薄くなれども懐かしさの湧く         樋田哲仙

 最初の時の訪問となると感動は大きいが、二度目となるといくらか萎えてしまう。この歌は宍粟市一宮町にある違和神社のことである。昨年暮れに訪ねたとき、森の茂み、広大な慶大、重厚な本殿等感動でいっぱいだった。二度目となるとそうはいかない。夏の日盛りで木陰はありがたっがったが、今度は懐かしさが大きい。そうだった、そうだったと頷きながら四方を眺める。

ノブドウ(墨彩画)

2013-09-17 06:25:47 | 墨彩画
見しことも聞きしことすらなきものを
描きていささかさてと野葡萄        樋田哲仙

 ノブドウを広辞苑で調べてみると落葉つる性低木、花後結ぶ実は白、紫、碧色の斑点を有する。食用にはならないとある。かって山歩きが好きで山道はよく歩いているので、ひょっとしたら見かけているかもしれないが、記憶にはない。この絵は手本を見て模写しただけである。観察して実写したものならよいのだが。 にほんブログ村 美術ブログへ