はるばるときし感慨に足る心
妙義神社の楼門くぐる 樋田哲仙
上州の旅は思い付きに近い計画の旅である。一番の苦労は日数が休日を挟んで取れるかである。安易な日帰りとは異なる。妙義、榛名、赤城を主目的にした計画である。一番初めに妙義の楼門に到着した時は感慨ひとしおのものがある。
妙義神社の楼門くぐる 樋田哲仙
上州の旅は思い付きに近い計画の旅である。一番の苦労は日数が休日を挟んで取れるかである。安易な日帰りとは異なる。妙義、榛名、赤城を主目的にした計画である。一番初めに妙義の楼門に到着した時は感慨ひとしおのものがある。
急坂を避けて女坂に参りたり
東照宮に似るぞ妙義は 樋田哲仙
上毛三山の一つ妙義神社を訪ねた。名だたる神社だけのことはある。山門から妙義山に抱かれて奥行きが深い。本殿へ向かう階段が長くてきついので参るのを迷っていると中年の女性が緩やかな女坂のあることを教えてくれた。彩色された本殿は東照宮に酷似している。無理を押して登った甲斐は十分にあった。
東照宮に似るぞ妙義は 樋田哲仙
上毛三山の一つ妙義神社を訪ねた。名だたる神社だけのことはある。山門から妙義山に抱かれて奥行きが深い。本殿へ向かう階段が長くてきついので参るのを迷っていると中年の女性が緩やかな女坂のあることを教えてくれた。彩色された本殿は東照宮に酷似している。無理を押して登った甲斐は十分にあった。
中之嶽の神は妙義に抱かれて
日本一の金の大黒 樋田哲仙
中之嶽神社は観光案内所の勧めで知った。妙義山の山麓にあり、20分で行けるという。妙義の峻険が見え始める頃、朱の鳥居が目に入った。人影は少ないが、大きな茶店があるところを見るとかなりの人ではあるだろう。本殿裏手に大きな黄金色した大黒様がある。日本一と書いてあった。
日本一の金の大黒 樋田哲仙
中之嶽神社は観光案内所の勧めで知った。妙義山の山麓にあり、20分で行けるという。妙義の峻険が見え始める頃、朱の鳥居が目に入った。人影は少ないが、大きな茶店があるところを見るとかなりの人ではあるだろう。本殿裏手に大きな黄金色した大黒様がある。日本一と書いてあった。
老いぬとてなどかわが身をせめきけむ
老いずは今日にあはましものを 藤原敏行
私は年を取って役に立たなくなったと、わが身をどうしてせめて恨んだのだろう。もし、年を取って生きながらえることがなかったら、栄えある今日を迎えただろうか。
老いずは今日にあはましものを 藤原敏行
私は年を取って役に立たなくなったと、わが身をどうしてせめて恨んだのだろう。もし、年を取って生きながらえることがなかったら、栄えある今日を迎えただろうか。
岩肌の切り立つ魔力これぞこの
神の手による妙義なる山 樋田哲仙
群馬県富岡市にある妙義山は奇怪な山容である。切り立つ峰が数峰もあり、魅力となっている。信仰の山かと思いきやそうでもなさそうだ。人が自由に登ることができる。危険が多く鎖でよじ登るという。山の心得がないと登らない方がよい。眺めるだけなら近接は可能である。
神の手による妙義なる山 樋田哲仙
群馬県富岡市にある妙義山は奇怪な山容である。切り立つ峰が数峰もあり、魅力となっている。信仰の山かと思いきやそうでもなさそうだ。人が自由に登ることができる。危険が多く鎖でよじ登るという。山の心得がないと登らない方がよい。眺めるだけなら近接は可能である。
訪ねたる大正村のイメージは
呆れるばかり驚くばかり 樋田哲仙
合併が進んで現在は恵那市となっている旧明智村に日本大正村はあった。入場料を払ってい入るものと思っていたら、地域全体は大正村となっていて入る施設ではない。古い建物を資料館、歴史観、ロマン館としてそこだけは金が要る。明治村とか、昭和村とは全く異なる。初代村長に高峰美枝子、2代目司葉子、現在は3代目竹下景子となっている。
呆れるばかり驚くばかり 樋田哲仙
合併が進んで現在は恵那市となっている旧明智村に日本大正村はあった。入場料を払ってい入るものと思っていたら、地域全体は大正村となっていて入る施設ではない。古い建物を資料館、歴史観、ロマン館としてそこだけは金が要る。明治村とか、昭和村とは全く異なる。初代村長に高峰美枝子、2代目司葉子、現在は3代目竹下景子となっている。