哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

ユウスゲとキスゲ(水墨画)

2011-07-31 06:13:41 | 水墨画
描きながら首をかしげてユウスゲと
キスゲの違ひ未だ分からず       樋田哲仙

 描き終えて違いを知る必要があると広辞苑を見て驚いた。ユリ科の多年草。山地の草原に自生。高さ1㍍で、初夏に淡黄色のユリに似た細長い花を夕方j開いて翌日午前中にしぼむ。キスゲは別称とある。これまでの無知に呆れた。同一物となる。身近な山では見かけないので、ある程度の高さのある山に咲くのだろう。疎遠から来る無恥となっていたようだ。 にほんブログ村 美術ブログへ

長池オアシスのハス(写真)

2011-07-29 06:12:51 | 写真
ため池の背高き蓮の咲き満ちて
終ひの願ひは極楽浄土        樋田哲仙

 ミニコミ誌に熊取町の「長池オアシス」を見つけて出かけた。ため池に植栽されたハスの見ごろとあり、直ぐ翌日の行動である。車で40分、ハス池は新興住宅に囲まれた池の一角にあった。開花は晩生のみのが満開で、全体としては終わりに近い。池には曲折した橋上遊歩道が作られ、趣向を凝らして夏のオアシスとなっている。仏教のk極楽浄土が見事に再現されている。

見慣れぬ形の山(水墨画9

2011-07-28 06:07:01 | 水墨画
形状の見慣れぬ山が県境の
奥にそびえて奈良路は終る         樋田哲仙

 奈良県の国道369号線を途中から青連寺湖方面へ県道48号線を走ると屏風岩,兜山、鎧山が現れる。普段住んでいる地で見かける山とは全く違う岩山である。1000㍍足らずの山でハイキングとして登ることは可能だ。さらに三重県側に近づくと絶壁が見え、ロッククライミングの初級のクライマに最適だというが恐ろしいほど絶壁である。  にほんブログ村 美術ブログへ

海はコワイヨ(写真)

2011-07-26 06:05:14 | 写真
コワイヨと波打ち際に幼な児は
ママが誘へど足踏み入れず        樋田哲仙

 大阪湾の港の防潮堤に囲まれた波も少ない海水浴場であっても、幼い児にとっては波打ち際は怖いことだろう。海面はゆったりとうねり、さらに小波が生まれて、砂浜を駆け上がり、引波となる。足をすくわれ、さらわれそうな気になる。子どもの心に自然の感覚として受け止めるのだろう。母の声にもオッカナビックッリで海へ足を入れようとしない。外洋や岩礁となると大人でも恐怖を感じる。

アサガオ一輪8(墨彩画)

2011-07-25 06:02:42 | 墨彩画
観察のまづは始めに朝顔は
低学年の教材となり        樋田哲仙

 先日所用があって小学校へ出かけた。校舎の壁に竹を立てかけたアサガオの鉢物を見かけた。校長先生に尋ねると1年生の夏休みの理科用観察という。思えば私も小学校で同じように育てた記憶がある。60余年過ぎた今日も観察は続いていることになる。夏休みに咲く花で、ある程度長い期間が必要となることからアサガオが最適となるのだろう。懐かしくもあり、微笑ましくもある。 にほんブログ村 美術ブログへ

水着の女(写真)

2011-07-23 06:05:20 | 写真
ふりそそぐ日差しに似合ふ向日葵の
ごとく浜辺は水着の女         樋田哲仙

 前回に引き続き浜辺のワンシーン。この頃若い女性が強く輝いて見える。18日早朝、女子ワールドカップ(W杯)でなでしこジャパンが男女を通じて世界の頂点に立津快挙を成し遂げた。日本女子の誇りであり、歴史に大きな1ページを書き加えた。以来どこ見かける女まで気概が乗り移ったかのように輝いて見える。浜の水着の女も同様である。

台風後の増水(水墨画)

2011-07-22 06:03:12 | 水墨画
梅雨明けは甘すぎたのか降り続く
想定外の台風の来て         樋田哲仙

 今年の梅雨明けは7月8日で早すぎた。以降夏日、猛暑日はいくらも数えない。雨天が多すぎる。本日からやっと夏日となるという。これでは平年並みに落ち着くことになる。台風6号の想定外が襲ったからだろう。だが、6号の進路予想円が本州直前で直角に曲がると発表してそのとおりになった。進路の的中は天晴れなものだ。 にほんブログ村 美術ブログへ

浜辺はさらに眩しい(写真)

2011-07-20 06:03:17 | 写真
ビキニらが肌灼く日差し眩しくて
暑き浜辺に夏はちきれる       樋田哲仙

 徒歩で15分も要しないが、大阪湾の一握りのミニ海水浴場がある。毎年人出の予想される日を狙って一二度出かける。今年は先日の日曜日に覗いた。ブログ用に格好のショットを目的にするもので浴場は暑くて一巡りすると直ぐ切り上げる。夏にふさわしい光景はどうしても若い女性か楽しい家族連れとなる。遠くから遠慮がちに撮るのでいい写真はなかなか難しいものだ。

夏には滝の涼感(水墨画)

2011-07-19 06:08:41 | 水墨画
絶壁の白きがやがて滝つぼに
しぶきとなりて涼を呼ぶ滝       樋田哲仙

 汗ばむ夏の涼感を呼ぶ滝は全国に数多くある。谷あいを少し奥へ進むと渓谷となり行き着くあたりに滝が見られる。一条だけの滝もよいが、落差はさほどなくても上流に向かっていくつも並ぶような滝もよい。しぶきを生むには落差が必要であるが。残念ながらそんな滝には危険で近づけない。近場では牛滝、滝畑、赤目j四十八滝がある。 にほんブログ村 美術ブログへ

ベトナム人とのカタコト(写真)

2011-07-17 05:48:26 | 写真
外国語語れる娘らに微笑めば
カタコトながら返す日本語       樋田哲仙

 守山市の芦刈り園は琵琶湖水生植物園に立つ風力発電のブレードが遠方にみえることからそんなに遠くはない。多品種のアシサイを特徴としている。そんな園内を5,6人の娘たちが楽しそうにカメラを撮っている。外国語で分からないから、韓国か中国化と思いきやベトナム人であった。日本へ来てまだ日は浅い、今勉強中ですとカタコトながらしっかりと答えた。カメラを向けると快く応じてくれた。